国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成25年4月11日(木)11:32~11:36

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  今日の国家公安委員会定例会議の状況について報告申し上げます。委員は、
全員出席であります。議題につきましては、「犯罪被害者等給付金の裁定に
対する審査請求事案の審理状況及び裁決」、「銃砲刀剣類所持等取締法施行
規則の一部を改正する内閣府令案に対する意見の募集」について説明があり、
原案どおり決定いたしました。その他警察庁から報告事項について、報告が
ございました。

      私の方からは、この他にも、例えば、福岡県警の捜査員の派遣についてで
すけれども、福岡県は御承知のように大変厳しい暴力団の情勢がありますの
で、福岡県の公安委員会は、東京、大阪、神奈川及び千葉の各都府県警察に
対して、暴力団の犯罪捜査員50名の派遣要請を行いました。

      今回の派遣要請により、福岡県に応援派遣される捜査員は、既に派遣され
ている22名と合わせて、合計72名、福岡県警における暴力団犯罪捜査の
体制は相当程度強化されていると考えています。

      今後は、全国から派遣されている機動隊員300人による警戒と合わせて、
今回応援派遣される50人の捜査員も効果的に活用して、更に取締りを強化
するなど、暴力団の壊滅に向けた各種対策を徹底して進めてまいりたいと思
います。

      以上です。

  長官にお尋ねします。北朝鮮の情勢についてでありますが、ミサイルの発
射が懸念されているところでありますけれども、警察としてどのような体制
をとり、どういう対応をされるのか、発射された場合のことも含めてお考え
をお聞かせください。

答  (長官)北朝鮮は、国連の安保理の制裁決議の採択、あるいは、現在行わ
れている米韓の軍事演習に強く反発しつつ、更なる軍事的挑発行為を強く示
唆して、朝鮮半島情勢を一層緊迫させております。

   警察庁では、既に都道府県警察に対して、情報収集の強化、重要施設の警
戒・警備の徹底等を指示しているところでありますけれども、今後とも関係
機関とも連携しつつ情勢の変化に的確に対応して、国民の安全・安心の確保
に万全を期してまいりたいと考えております。