国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成25年4月12日(金)8:46~8:55

2 場所 院内閣議室前ぶら下がり

3 概要  1件、今日新聞にも報道されていますが、昨日のG8の外相会合の議長声
明骨子の中に、これ3番目を見ると、北朝鮮による拉致、離散家族の再会な
ど人道支援問題に取り組むと、初めてこういう形で拉致の言葉が出た、これ
は一つの成果だと思います。我が国が主要各国にも積極的に働きかけた結果
がこういう形になって表れていると認識いたしております。

  今日、閣僚懇談会などで北朝鮮のミサイル発射の準備に関するお話等々は
何かございましたか。

答  特に詳しい話はありません。今までの報告が若干官房長官からあった程度
であります。いずれにしても、こういう緊迫した情勢ですから、常に閣僚に
おかれましては、緊張感を持って対応するようにという一般的な指示はあり
ました。

  昨日、与野党の連絡協議会の方で、北朝鮮が混乱に陥った際の拉致被害者
を含む邦人の救助についての自衛隊法の改正を考えるべきではないかという
のが、ほぼ全会一致だったようなんですが、それについて今後どういうふう
に。

答  これはもう、昨日も私、官邸のぶら下がりで申し上げましたけれども、既
に自民党は考えをまとめて、当時の与党であった民主党にも報告をしている
んですね。昨日は、渡辺周議員が民主党代表として、そういった取組をすべ
きではないかということがありました。私の方から会議の中では、今、議員
立法として自民党は出していますから、山谷議員の方から御報告くださいと
いうことで報告をしたと。そして、それに基づいて他の委員からも北朝鮮に
限定をするならば、議員立法ということで十分対応できるんではないかとい
う意見がありまして、そういう方向で、それでは私が最後に整理をしまして、
各政党で議論をしてくださいと、こういうことになりました。

  できれば、できるだけ早い時期にですか。

答  そうです。来週、確か拉致議連があります。そこでテーマとして取り上げ
ていただくことになるんではないでしょうか。