国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成25年4月19日(金)8:55~9:05

2 場所 内閣府本府1階会見室

3 概要  今日の閣議は、私の管轄の関係は無差別大量殺人行為を行った団体の規制
に関する法律、その施行状況に関する報告をさせていただきました。

      報告には、平成24年中の同法に基づく観察処分の実施状況のほか、オウ
ム真理教に対して、依然として麻原彰晃こと松本智津夫が、絶対的ともいえ
る影響力を有していると認められる状況を記載させていただきました。

      警察は、引き続き、関係機関と緊密に連携してその実態解明に努めるとと
もに、組織的な違法行為の厳正な取締りと必要な警戒警備を実施していると
ころであります。今後ともこれらの対策に万全を期すよう国家公安委員会委
員長として、警察を適切に指導してまいりたいと思います。これが一点でご
ざいます。

      それから、これは御報告と通知でございますが、来週月曜日22日でござ
いますけれども、拉致関係でございますけれども、拉致問題に関する有識者
との懇談会、第2回目の会合を開催いたします。前回は、3日でございまし
たけれども、これは第1回ということで総理も出席をして、非常に活発な議
論が行われましたけれども、今回も有識者が入って、ほぼ全員が出て来れる
と思いますので、また、いい議論をさせていただきたいなと。時間や場所に
ついては改めて、事務局の方から御説明をさせていただきます。なお、今回
は、総理の出席は予定しておりません。

  来週の有識者の懇談会というのは、主にどういった議題なんでしょうか。

答  これは、前の1回目も議題についてとか、中身について私は報告していま
せん。それから、有識者の皆さんにもそういった中身は言及しないようにと
お願いしておりまして、これは別に情報を隠しているわけでも何でもなくて、
やはり良いアイデアについては、良い考え方については、本当に政府として
取り組んでいきたいと思っているんです。そういう意味では、真剣味の表れ
なんですね。有識者懇談会と意見をして、何となく聞き置いたというような
会議ではありません。というのは、メンバーも御承知のとおり、みんな同じ
意見を持っている方ではないんですよ。そういった方々を選んでいるんです。
ですから、私はこの有識者懇談会で統一意見をまとめていただいて、提案し
ていただく、よく審議会とか、有識者会議である、そういったことは一切考
えていないんです。やはり皆さんから情報、あるいは、今までの経験からい
ろいろな考えがあるんです。その考えを虚心坦懐にお伺いして、最終的にど
ういう対応をするかは、本部長である総理と官房長官、そして、私、担当大
臣の下で、外務大臣が副本部長、こういったメンバーが中心になって決めさ
せていただくと、その一つの有力な指針というかにさせていただこうと、こ
ういうことでありますから、ちょっとこの具体的なテーマということについ
ては、ここで申し上げるのは控えさせていただきたいと思います。

  ゴールデンウィークの韓国、アメリカ行きなんですけれども、日程は先日
発表していただきましたが、それに合わせて、例えば、向こうでどなたかに
会うだとか、具体的にアポはある程度固まってきている形になっている方は
いるんでしょうか。

答  これは、ちょっとまだ具体的に申し上げるわけにはいかないので、ニュー
ヨーク、アメリカでシンポジウム、あるいは、大会をさせていただくという
ことは決定でございます。もちろん時間をかけてあっちへ行くわけですから、
できるだけ色んな関係者に会って会談をしたいということで取り組んでいる
ことは事実です。