国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成25年5月2日(木)11:11~11:14

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。古屋委員長
は、出張用務のため欠席です。また、髙木、前田委員は、所用のため欠席で
す。警察庁から報告事項について、報告がございました。

      以上です。

  長官にお尋ねします。インターネット・ホットラインセンターの運用状況
についてでありますが、ネット上に飛び交う違法情報が4万件弱で過去最多
ということでありましたが、この現状と今後の対策についてお尋ねいたしま
す。

答  (長官)平成24年中のインターネット・ホットラインセンター(IHC)
の運用状況について、本日、公安委員会に御報告をいたしました。IHCで
受理した通報件数が、前年比で約2万件増加しておりまして、これは過去最
高となっております。このことは、違法・有害情報が相変わらずインターネ
ット空間で数多く存在しているということを反映するとともに、IHCの運
用が定着して認知度が一定程度向上したことも影響しているものと考えてお
ります。

   なお、公安委員会の場で委員の一人から、この認知度を更に上げるべく、
広報に力を入れるべきだという御発言がございました。

   それから、サイト管理者等への削除依頼に対する削除率も大きく向上して
いるところであります。

   インターネット・ホットラインセンターからの通報に基づく違法情報に係
る犯罪の検挙件数でありますけれども、前年比で約2倍と大幅に増加し、こ
れも過去最高となっております。これは、一昨年7月に本格実施を始めまし
た全国協働捜査方式の定着化によるところが大きいと考えております。

   警察としては、今後ともセンターから送られた違法・有害情報に対する取
締りを推進するとともに、国民からのセンターへの通報の更なる活性化を図
りまして、違法・有害情報を排除する取組を強力に進めていきたいと考えて
おります。