国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成25年8月15日(木)10:36~10:49

2 場所 内閣府本府1階会見室

3 概要  

  今朝、靖国神社に参拝された件でちょっと2点お伺いしたいのですが、1
点確認で、参拝の形式は、神道形式に則った二礼二拍手一礼という形でされ
たのかどうか。

答  はい。そうです。

  あと、ぶらさがりで中国、韓国に干渉されることはないとおっしゃってい
たのですが、今後の安倍政権の対中韓への対応に影響を与えるかどうか。

答  まず中国あるいは韓国との関係というのは重要な二国間関係であるという
ことは総理が何度も申し上げているとおりで、この靖国問題というのは先ほ
ども申し上げましたように、あくまでも国内問題です。どういう形で戦没者
に対する慰霊をするかは国内問題であって、海外の国々からいろいろ干渉を
受ける立場の問題ではないと、これは私、一貫して言っています。以上です。

  先週もちょっと質問が出ましたけれども、今月末に国連の新たな調査メカ
ニズムの調査団が来られます。大臣が直接調査団に対応されることもありま
すけれども、一番訴えるようなポイントと言いますか、どういったところが
訴えるポイントとなりますでしょうか。

答  このCOIのメンバーは、国連の方々が主体的に来日をされて、我々に対
してこういうことを聞きたいということを我々がお答えをするという形にな
ります。ですから、うちらが積極的にアプローチをしてやるという趣旨とは
ちょっと違うとは思うんですが、ただ、もちろん、もし先方からいろいろ御
要請とか質問があった場合には、真摯に積極的にお答えをしていきたいと思
っております。もちろん先方からの要請で、例えば拉致問題担当大臣なり、
面会という要請があればもちろん私は面会をさせていただいて、日本の立場
をしっかり訴えさせていただきたいと思っております。

  国連の北朝鮮による人権侵害という意味ですので、拉致をされた国という
のはたくさんあるわけで、そういった国際的な問題であるということをやっ
ぱり強調するということでよろしいでしょうか。

答  これは3月にこの立ち上がったときも、拉致問題というものを具体的にし
っかり言及をして、この特別調査委員会が立ち上がったわけですから、当然
我が国がこの拉致問題というものを抱えています。世界の他の国々14カ国
と言われています。こういった国々の実情もしっかり把握をしていただきた
いと思いますし、また私たちもそういったことは、もしCOIからの質問が
あれば真摯にお答えをしたいと思っています。

  靖国の話にまた戻って恐縮です。萩生田さんには、総理、自分が参れない
ことを、おわびしてほしいという趣旨のことをメッセージとしてお伝えした
ようですけれども、あの参拝、大臣される前に総理と何らかそういうやりと
りしたかとか、官邸に了解を得たとかそういったことはございますか。

答  総理は、もう前からおっしゃっているように、閣僚が参拝するかしないか
は、個人の判断に任せるということでありますから、私もそれをしっかり真
摯に受け止めて適宜適切に今日参拝をするということで判断をさせていただ
いたということであります。ちなみに、私は、初当選させていただいて以来、
海外出張のときを除いて、春、秋の例大祭、8月15日の靖国参拝は欠かし
たことがありません。国会議員、あるいは、閣僚という立場である以前に、
私はやはり日本人でありますから、日本のために、祖国のために犠牲になっ
た英霊に対して心から哀悼の誠を捧げるというのは、日本人としても当然の
責務だと思っています。