国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成25年10月18日(金)9:39~9:46

2 場所 院内閣議室前ぶら下がり

3 概要  今日の閣議後の閣僚懇でも、私は台風26号のことについて報告させてい
ただきました。御承知のように、26号、特に大島町で大変な被害が発生し
ました。特に、人的被害、もう既に現時点で21名の方がお亡くなりになっ
ていますし、まだまだ行方不明者がたくさんいます。まず、各省庁に徹底的
にお願いをして、この行方不明者の捜索、時間との勝負でもありますので、
徹底していきたいと思っております。警察、消防、自衛隊、国交省等々が、
密接な連携を取りながら、人の派遣、専門家の派遣、重機の派遣、あるいは、
警察は警察犬の派遣等々、万全を期して今対応させていただいております。
その上で、私、昨日の夕方の会見でも申し上げましたが、結果として避難指
示、避難勧告が出ていなかったと、あるいは、町長、副町長が不在であった、
最近では夕方6時から12時半まで役場には防災担当者が不在であったとい
うようなことも判明してきているようでございます。本当に危機管理上これ
で問題がなかったのかどうかということでありまして、しっかり検証してい
く必要があると思っております。その上で、今回のこういった残念な事件と
いうか、事案、事象を教訓に今後どういう取組ができるのかというようなこ
とも含めて、しっかり検討していきたいと思っております。そのためには、
まず事実関係がどうだったのかということを詳細にチェックをして分析して
いくということが大切であります。しかし、その前にやることは、何と言っ
ても行方不明者の捜索、これを徹底的にやっていきたいと思っております。
私は、明日視察させていただきます。政府の調査団の団長として明日、現地
に入らせていただきます。明後日は総理が視察に訪れる予定でございます。
総理は上空からの視察が中心になるかと思います。天候次第ということにな
ります。特に、台風27号がいよいよまた大島地区を始め関東地方を襲う可
能性がありますので、それまでに応急処置、2次災害を起こさないような対
策の徹底が必要でございまして、今そのために自衛隊のおおすみ等々も中に
50台ほどの重機を積んでいただいて、あるいは、国交省にもお願いをして、
そういった重機の確保をして、2次災害を防ぐと、万全を期していきたいと
思っております。

      以上です。

  特別警報の発表の仕方とかいかがですか。

答  特別警報の在り方、これは基本的な考え方が広域でということなので、こ
ういったような本当に局地的に雨が降ったということでございますので、こ
れは特別警報の在り方が、本当にそれが技術的に可能なのかどうかというこ
と、これはしっかり検証していく必要があると思っています。それと、特別
警報はもちろんですけれども、避難指示、避難勧告の出し方のタイミングで
すね。それから、何と言っても消防庁、あるいは、東京都、支庁があります
ので、それから警察、こういった関係者から避難指示、あるいは、避難勧告
のアドバイスをしているんです。これは、実際に現実にそれは確認はしてお
りますが、結果として、それについてもそういった指示、あるいは、勧告は
出なかったということでありますので、こういったこともしっかり検証して
いく必要があると思っております。

  昨日、朝鮮総連の落札企業、モンゴルの会社ということですが、これはど
んな情報がありますか。

答  モンゴルに本社を置く企業が落札をしたという情報は、承知いたしており
ます。個別の事案ですから、これ以上のコメントは差し控えます。

  今日、総務大臣が靖国参拝をなさっていますけれども。

答  聞きました。

  大臣御自身はいかがでしょうか。

答  適宜適切に判断いたします。

  総務大臣の参拝が外交への影響とか、その辺はどうお考えでしょうか。

答  これは、靖国は、私が何度も言っているように、国のために命を捧げた方
々に対する慰霊の在り方、どうするかは専ら国内の問題であると認識いたし
ております。

  総理は、真榊を奉納するという形で、御自身の参拝は控えられましたけれ
ども、それについての受け止めをお願いします。

答  春もそういう対応をされましたので、秋もそういう対応をされたと受け止
めています。

  中国、韓国、それぞれステートメントというような形で憂慮するようなコ
メントを出していますれども、それに関しての受け止めはいかがでしょうか。

答  何度も申し上げるように、これは国内問題でありますので、そういった外
交に影響が出るということは好ましいことではありません。