国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成25年10月24日(木)11:21~11:24

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。古屋委員長を
除き出席です。議題については、「国家公安委員会委員長に対する開示請求の
決定」、「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の規定に基づく適
格都道府県センターの認定」等について説明があり、原案どおり決定いたしま
した。その他、警察庁から報告事項について報告がございました。

      以上です。

  長官にお尋ねします。今日の午後、殉職者・殉難者の慰霊祭があります。今
年は17人の方々の霊が祀られるわけですが、自らの生命を顧みることなく活
動中に亡くなった警察官、あるいは警察活動に協力して人命救助をした一般市
民の方々が、トータルこれで明治以来6,000人くらいになろうかと思いま
すが、こうした活動について、あるいは犠牲についての長官のお考えをお聞か
せください。

答  (長官)「全国殉職警察職員・警察協力殉難者慰霊祭」は、昭和48年以来
毎年開催されているものでありまして、本年は、本日執り行われることとなっ
ております。

   本年、新たに合祀される御霊のうち、10柱の殉職警察職員は、世のため人
のため積極果敢に職務に従事をして、まさに警察職員の使命感と誇りを身をも
って国民に示されたと思います。

   警察活動は、災害、事故、犯罪等、非常に危険な事態と向き合うことが多く、
こうした事態の発生に際して、受傷事故防止には配意をしておりますけれども、
残念なことに、平均して年間10人内外の方の御霊が最近は合祀されておりま
す。警察の責務を受傷事故の防止に配意しつつ的確に遂行できるように、引き
続き、都道府県警察を指導してまいりたいと考えております。

   また、7柱の警察協力殉難者の方々は、一般市民の立場にありながら、自ら
の危険を顧みず、溺れている人や遮断踏切内でうずくまる高齢者を救助しよう
として殉難された方々であります。このような気高い献身的な御協力があって
こそ、我が国の治安は保たれていると考えております。心から敬意を表する次
第であります。

   私たちは、改めて、この御霊の尊い行為を胸に刻み、全国警察職員が一丸と
なって職務に邁進し、国民の期待と信頼に応えてまいりたいと考えております。