国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成25年11月8日(金)8:53~8:58

2 場所 内閣府本府1階会見室

3 概要  まず、私の方からは、今年6月に成立いたしました道交法の一部改正案の
関連で、政令を今日閣議決定させていただきました。中身は、無免許運転に
対する行政処分の強化等々でございます。しっかりとこの法案によって無免
許運転等々の撲滅を図れるようなそういう取組がなされることを期待いたし
ております。

      それから、明日ですが、私、佐賀県小城市におきまして、政府と佐賀県が
主催いたします拉致問題の会合、「地方の集い」に出席させていただきます。
既に本年度は岐阜県、北海道、鳥取県3県でこういった大会を開会しており
ますが、4回目でございまして、ちなみに佐賀県では初めての開催でござい
ます。こういった取組を全国各県でやっていただくことは世論喚起に大きく
つながります。また地元の地方紙もこういった取組については、報道してい
ただいておりますので、オールジャパンでこの拉致問題の解決に向けて取り
組むんだという強い姿勢を示していくことにつながると思います。是非、多
くの方の参加をお願い申し上げたい。私の方から改めてお願いしたいと思い
ます。

      私からは以上でございます。

  アントニオ猪木参院議員が、昨日の夜北朝鮮から帰国しましたけれども、
記者会見を開きまして、向こうで張成沢、金永日らと会って、拉致問題が話
題に上ったと、国会議員団の北朝鮮訪問に関して北朝鮮側は喜んでお受けす
るというふうに答えたと、そういった内容の記者会見だったんですけれども、
大臣、先日記者会見を見たいとおっしゃっていたんですが、どういうふうに
受け止められたでしょうか。

答  これは報道で私も承知いたしております。昨日、政府与野党拉致問題連絡
協議会をやりまして、平沼先生は御承知のように維新の国会議員団の責任者
でございまして、平沼先生の方から帰国をしたら猪木議員からしっかり話を
聞きたいということでございますので、私も平沼先生からどういったお話だ
ったのかお伺いしたいと思います。ただ、20分間の会談だと聞いておりま
す。基本的には、スポーツ交流が中心のことと承知いたしております。

  関連で、議員団の派遣というのを、議員が独自に行きたいから行きますと、
今後やっていくことになるとしたら、それはどうでしょうか。

答  日本は国交がありませんし、それから、議員交流というのはそれぞれの国
においてお互いに交流することに意義があるということならば、そういうこ
となんでしょうけれども、御承知のとおり北朝鮮との関係、日本は国交がな
いだけではなくて、拉致問題、核・ミサイル、特に日本は拉致問題という大
きな国民的課題を抱えている中で、経済制裁をしていると、そして、私たち
の状況は、この拉致問題が解決しない限りは、こういった解除はおろか何ら
の支援もないというのが基本的なスタンスでございますので、そういった点
からすると、今そうやって訪問をするということが果たして適切なのかどう
かと思います。

  自民党のホームページでも特定秘密保護法案についてですけれども、自民
党のホームページでは拉致問題の部分も含まれるという記載もされておりま
すが、一方で知る権利の懸念という声もありますが、担当大臣として認識、
御見解を教えていただけたらと思います。

答  まだ法案は成立していませんし、また、私直接の担当大臣ではありません
ので、具体的な言及は避けさせていただきたいと思いますが、拉致問題はあ
る意味でいろいろなインテリジェンスにかかわる部分が多いですよね。これ
は事実だと思います。この程度で。