国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成26年2月6日(木)11:30~11:33

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。古屋委員長
は、国会出席のため欠席です。委員は、全員出席です。議題事項については、
人事案件について説明があり、原案どおり決定いたしました。その他、警察
庁から報告事項について、報告がございました。

      以上です。

  長官にお尋ねします。ソチ五輪が間もなく開幕します。アメリカはFBI
治安要員100人を現地に派遣するというような報道もあります。他の国も
同様の対策、対応をとる国もあるようです。日本の警察がどのような対応を
とるかお尋ねします。

答  (長官)ソチオリンピックをめぐりましては、このオリンピックはイスラ
ム過激派等によるテロの対象になり得るとして、ロシア当局は、数万人規模
の体制を確保するなど、警備を強化しているものと承知しております。

   日本警察としましては、現地に必要な要員を派遣し、情報収集を強化する
とともに、国内外の関係機関との連携を強化するなど、日本選手団を始めと
する邦人の安全確保に万全を期してまいる所存であります。

  長官にお尋ねします。特殊詐欺の昨年の実態が公表されました。被害額が
487億円で過去最悪となっております。現状と対策についてお尋ねいたし
ます。

答  (長官)平成25年の特殊詐欺の既遂被害の認知は、件数、被害総額とも
平成24年を大きく上回っており、被害総額については、過去最高となって
おります。関係機関、事業者等の御協力を得ながら、本犯の検挙人員、助長
犯罪の検挙人員、金融機関等の水際阻止率がいずれも過去最高を記録する中
で、被害総額が急増しており、非常に深刻な状況であると認識しております。
このような実態を踏まえまして、警察としては、刑事、生安、組対等、全部
門の力を結集するとともに、関係機関、事業者等との連携を強化し、犯行組
織の壊滅、犯行ツールの遮断、国民及び社会の抵抗力強化の各施策を総力を
挙げて実施し、特殊詐欺の予防、検挙を強力に推進してまいりたいと考えて
おります。