国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成26年2月13日(木)11:26~11:29

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。古屋委員長
は、国会出席のため欠席です。委員は、全員出席です。議題事項については、
「三代目俠道会、太州会及び浪川睦会の指定の確認」について説明があり、
原案どおり決定いたしました。その他、警察庁から報告事項について、報告
がございました。

      以上です。

  長官にお尋ねします。JR北海道に北海道警の家宅捜索が入りました。こ
の事件についての長官の所見をお願いいたします。

答  (長官)お尋ねの件につきましては、北海道警察におきまして、2月10
日、国土交通省から鉄道事業法違反、運輸安全委員会から運輸安全委員会設
置法違反の告発を受理し、昨日、JR北海道の本社等に対して捜索を行うな
ど捜査を進めております。

   今後、北海道警察において、押収した証拠品の分析、関係者からの事情聴
取等、法と証拠に基づき厳正適正に捜査がなされ、事案の解明が図られるも
のと承知しております。

  長官にお尋ねします。この程、日本とアメリカの政府の間で、指紋の情報
を共有するという枠組みが合意を得ました。今後、新たに法律も作って、こ
れを進めることになろうかと思いますが、この制度の意義について長官のお
考えをお尋ねします。

答  (長官)先週、日米重大犯罪防止対処協定、いわゆるPCSC協定の署名
が行われました。この協定は、日米間の渡航を更に円滑なものとし、テロを
始めとする重大な犯罪の捜査を一層強力に推進するという目的で署名された
ものでありまして、警察としても米国との捜査協力の強化の観点から有意義
なものと認識しております。

   今後、この協定の国会承認、批准に向けた手続が進められるものと承知し
ておりますけれども、警察庁としては、それらの手続に併せて、協定を実施
するための国内法の国会提出に向けて作業を進めることといたしております。