国家公安委員会員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成26年3月25日(火)8:48~8:53

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要

問 核安全保障サミットに合わせて、日米韓首脳会談が開かれることが決まりました。この日米韓の枠組では、これまで拉致、核、ミサイルの包括的な解決ということを目指してきたと思うんですけれども、どんな議論を期待するんでしょうか。

答 こういう形で首脳会談が行われるということは、非常に良いことだということで、私も評価させていただきたいと思います。もちろん交渉でございますから、どういう形で進展していくのかは私の方からコメントするのは控えさせていただきたいと思いますけれども、日本は拉致、核、ミサイルの包括的解決というのが政府の大基本方針でありますので、そういった形で議論されることになるんでしょうが、一方では、我々は拉致問題という北朝鮮と日本の問題があります。これは政府も何度も言っております。また、私も言っておりますように、この問題解決のために我が国が主体的に交渉するということもあり得るということも申し上げております。結果的にそれが核、ミサイルの解決の環境を作り上げていくということにもなると、こういうことを何度にもわたって私が申し上げているとおりでございます。首脳会談が行われるということは、一歩前に踏み出すということでございますので、評価したいと思います。

問 一歩前に踏み出すというのは、拉致、核、ミサイルがという。

答 それからあと、そういった首脳会談をすること、特に韓国を含めてできるということは評価したいと思います。
常に韓国と我々は、総理もいつもおっしゃっているように、門戸は開いておりますので、そういうふうに応じてくれたということでしょう。

問  これまでも説明してきたことを、また今回も改めて説明するということになるんでしょうか。

答  こういうことって何。

問  日本は拉致、核、ミサイルを目指すんだけれども、主体的に交渉することはあると、そういうこれまでの姿勢というのを。

答 それは総理はそういう姿勢です。内閣としてもそういう考えですから、首脳会談に出席されるのは総理でございますので、どういう言い方になるかは、それは総理の御判断だと思いますけれども、考え方はそういうことだということです。

問  今月30日に日朝の実務者協議がまた再開することになったんですけれども、これについては大臣の期待と今後の日本政府としての方針というのをお願いします。

答  総理もこれは大きな一歩だという趣旨のことを発言されておりまして、全く同感です。1年4カ月ぶりに交渉が再開されるということは、北朝鮮のそのスタンスが変わってきているということだと思います。これはそういう意味では、我々の悲願の懸案である拉致問題解決に向けて、一歩踏み出していくことを期待します。交渉ですから、中身がどうなるかは分かりませんけれども。