国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成26年4月22日(火)9:00~9:06

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要    今日は、閣議の後に2020年オリンピック・パラリンピックの東京大会に向けた閣僚会議が開会されました。私の方からは、警察関係ではもう既に1月24日に大会準備室を設置しておりますが、重要施設に対するテロ対策の徹底、競技会場等の警戒警備、観衆等関係者の安全の確保、情報収集・分析機能の強化及びサイバー対策の徹底、そして、交通対策等を推進していくということで御協力をお願いしたいという趣旨の発言。それからもう1点は、東京都知事と関係部局あるいは民間セクターとしっかり密接な連携の下、国土の強靱化を進め、あるいは首都直下地震対策の万全を期すことが不可欠でございますので、関係閣僚と連携して必要な対策を強力に推進していきたいので御協力をお願いしたいといった趣旨の、今日は第1回でございますので、いよいよ2020年オリンピックに向けて、オールジャパンの取組が号砲が鳴らされたということだと思います。しっかり私の管轄する部門の万全を期してまいりたいと思っております。私からは以上です。

問  先日の大臣の靖国参拝に対して、中国及び韓国等から国際世論への挑戦だなどとする批判の声が上がっておりますが、受け止めをお願いします。

答  私は全くそういったことはないと思います。私は、参拝させていただいたときに、私のコメント、詳細な中身をお配りいたしました。それを御覧になっていただければ、私が参拝している趣旨、あくまでもこの一国のために命を捧げた方々に対して、どういう形で哀悼の誠を捧げるかは専ら国内問題であるという趣旨のことも私はそのコメントの中に入れさせていただいております。是非そのコメントをじっくり読んでいただきたいと思います。

問  関連で、大臣、日曜日に参拝された理由として、公務への差し支えということを挙げられていましたけれども、オバマ大統領の来日と時期が重ならないようにという判断もあったのでしょうか。

答  それはありません。あくまでも私は防災等々をやっておりますので、突発事項がある可能性があります。したがって、日曜日ということは、あくまでもお休みでございますので、そういう意味で公務に差し障りのないようにということで、私は日曜日を選ばさせていただきました。これはもう私のコメントの中でも記させていただいております。

問  アントニオ猪木参議院議員の訪朝の件なんですけれども、不許可との見通しとなったという報道があるんですけれども、受け止めをお願いします。

答  報道はそういう不許可という方向だと、特に与党の方がそういう方向であるということは、報道では承知いたしております。我々は、あくまでも渡航自粛を政府として決めさせていただいております。国会議員は国民の代表でもありますので、控えることが望ましいということを私は会見でも何度か申し上げさせていただいております。そういった視点に立てば、不許可ということは、私は正しい判断なのかなという気がいたしますが、あくまでも決断は、判断をされるのは国会の議院運営委員会でございますので、これ以上のコメントは差し控えさせていただきたいと思います。

問  オバマ大統領の訪日の際の拉致被害者御家族との面会なんですけれども、その後の調整状況は。

答  これは、最新のことはどういう状況か私は承知いたしておりません。私はアメリカの関係者には、事前にお目にかかったときにはそういう趣旨のお話をさせていただいておりますが、あくまでも最終的には日米間の外交チャンネルを通じて決定されると認識いたしております。

問  話題が遡って恐縮なんですけれども、靖国神社の参拝に関してですが、総理が今回真榊を奉納されまして参拝を控えられたと、この対応についてはどう受け止められていますか。

答  官邸は官邸、総理は総理の御判断であります。

問  オバマ大統領の来日に対して、改めて対北朝鮮を含めて期待されることがあれば教えていただけますか。

答  日本とアメリカは同盟国でございますので、今後北朝鮮に対して、我々は拉致、核、ミサイルを包括的に解決するというのが政府の基本的スタイルですから、そういった視点に立って、日米間で良い議論がされることを期待いたします。