国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成26年5月9日(金)8:35~8:45

2 場所 合同庁舎8号館1階会見室

3 概要

問  現在の閣僚の皆さんが戦後初めて500日間続けてこられて内閣が続いております。その要因と大臣の御所管の拉致問題について、500日間続くことの対外的な意味、それについてお願いします。

答  私もニュースで、確か読売新聞の記事だったかな。500日を超えたということを、これはひとえに各閣僚がそれぞれの司々で確実に仕事をしているということに尽きると、そして結果を伴っていると、これは安倍内閣の下で、スピーディに政策課題をしっかり優先順位を付けて取捨選択をして、それに対しては、関係閣僚がしっかり連携をして、あるいは政党とも連携してしっかり対応していく、この結果が国民からも評価をされて、その結果こういう安定した政権になってきたと思っております。引き続き、私ども閣僚はしっかり脇を締めて、総理が言うように、日本を取り戻す、日本経済の再生というために引き続き全力を尽くしていく、これに尽きると思います。
 もう一点は、拉致問題です。一昨年12月26日に内閣が発足をして、総理もそのときに自分の内閣のときに必ずこの拉致問題は解決すると、はっきり言明しました。私も自分が最後の拉致問題担当大臣になるんだというぐらいの覚悟と決意で取り組みたいということを申し上げました。その気持ちは寸分も変わっていません。現に総理御自身も各国の首脳との会談のときにも、この拉致問題については必ず言及しておりますし、我々も政府として、あるいは拉致問題対策本部としても世界各国とも連携を図ってきました。特に国連への働きかけ、過日COIの報告書がああいう形で出たと、これは成果の一つだと思います。これはおそらく北朝鮮は相当応えているはずですよ。特に国連関係者も、政府認定の拉致被害者ということは人権の関係の方はある程度は御存知でしたけれども、しかし、それ以外にも大勢いらっしゃるということを初めて世界の、国連の関係者、人権の関係者がみんな認識をして、なおかつ怒りを覚えたというのは非常に大きな効果がありました。今後は、総理も欧州歴訪の際にも皆さんとの懇談でしっかりこの拉致問題、自分の内閣の下で解決をしていくんだというような趣旨のことをしっかり皆さんとの会見の中でも言っておられますので、引き続き、私は拉致問題解決、要するにすべての拉致被害者を取り戻す、このために担当大臣として全力を尽くす、これに尽きると思います。

問  昨日、3Dプリンターを使った銃の製造・不法所持事件というのが摘発されましたけれども、日本の今の銃規制等を含めて大臣の所感をお願いします。

答  今度の事案は、新たな形態の犯罪と言ってもいいかと思います。今後こういった三次元プリンターの普及、今業務用ですと数千万円単位ですけれども、個人用ですと10万円単位で入手することも可能と聞いておりますので、こういった同種事案の発生も懸念されると思います。したがって、こういった事案に対する情報収集を徹底していく、そして、もちろん取締りの徹底ということに対して警察を督励していくということはもちろんでございますけれども、一方、こういった新たな形態の犯罪に対して、現行法で十分対応ができているかというと必ずしもそうではない部分があると思います。したがって、これは警察だけではなくて、関係者がしっかりそういった連携をして、この対策、ルール上の問題、法制上の問題も含めて対応していく、検討していく必要があると思います。