国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成26年6月20日(金)8:54~9:02

2 場所 中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B

3 概要

問  今日の閣議で拉致に関する政府の報告書というのも閣議決定されたと思うんですけれども、こちらの方では、日本政府としては、北朝鮮に合意に従って誠実に行動をとっていくことを促していくということが書いてあると思うんですけれども、近く日朝協議も行われますけれども、日本政府としてどのように改めて北側に合意の履行というのを促していくお考えか教えてください。

答  今まで何度も北朝鮮が不誠実な態度をとってきました。もうそういった態度は通用しません。北朝鮮にとっても今度の協議が彼らにとって尊厳を持って国際社会に認められていく端緒となるための、いわば最後のチャンスなんだと、そういうことをしっかり北朝鮮側も認識してもらって、この拉致問題解決に向けて誠実な対応をすることを期待すると、そういう趣旨でこの文言を入れさせていただいております。私、何度も言うように、これから胸突き八丁の協議が始まりますので、日本はまなじりを決してこの協議に臨んでいくということであります。

問  関連で、日朝協議が近くという発表がこの間あったんですけれども、現状、見通し等お分かりになればお願いします。

答  昨日、官房長官からも会見があったとおりでございまして、今後進展があった場合には、しっかり報告をさせていただく。今の時点ではそれ以上報告することはありません。

問  通常国会が今日予定どおり実質会期末ということですけれども、振り返っての所感をいただければと思います。

答  安倍内閣は、テーマを決めて一つ一つ着実にスピーディーに政策を実行していくということでございます。そういう意味では、しっかり対応はできたかなと思っております。予定どおり国会が閉会することができれば、私はその成果の表れであると思っております。今後は、国会が閉会した後は、それぞれの閣僚が、あるいは党の幹部が海外出張を含めて意見交換をしたり、あるいは情報収集したり、我が国の取組について説明したり等々大きな視野に立って取り組んでいくことになると思いますので、私も含めそういった取組はしていきたいと思っております。国会は閉会したとしても、我々としての責務は全く、そして仕事は変わらないと、引き続き緊張感を持って職務に当たっていきたいと思います。

問  IR法案が先日審議入りして、継続審議ということになるんですけれども、改めて政府としてこの法案、どう取り組んでいくかというのをお願いします。

答  IR法案は基本理念ですので、中身は、実際にこのIRを実現していくためには個別法の整理が極めて重要で、それがないと進んでいきませんので、そういったことを政府に促すという趣旨の法案でありますから、我々もしっかりそれを受け止めて、私は国家公安委員会の委員長ですから、委員長としてそういう中身を受け止めて対応していくことに尽きると思います。今度は継続審議でございますので、まだ法案は通っておりません。私、一昨日、内閣委員会でも答弁に立たせていただいておりまして、警察の考え方については私が答弁でお答えさせていただいたとおりでございます。