国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成26年12月4日(木)11:16~11:19

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。委員は、全員出席です。議題事項については、「特定秘密に係る業務の適正の確保及び国家公安委員会における保護に関する規程」等について説明があり、原案どおり決定いたしました。その他、警察庁から報告事項について報告がございました。以上です。

問  大臣にお尋ねします。特定秘密保護法の警察においての運用規則がまとまりました。この法律については批判の声も多々あり、今後、厳密で適正な運用が図られることが求められています。この件について大臣の見解をお願いします。

答  (大臣)特定秘密保護法が本年12月10日に施行されることを踏まえ、本日、同法の施行に必要な国家公安委員会規則を制定いたしました。
 国家公安委員会においては、特定秘密保護法の施行後は、「国家公安委員会における特定秘密の保護に関する規則」に従って自ら特定秘密の保護に万全を期す所存でございます。
 また、「警察における特定秘密に係る業務の適正の確保に関する規則」に基づき、警察における特定秘密に係る業務に対する管理を行うことにより、警察における特定秘密保護法の適正な運用の確保に努めてまいりたいと思っています。

問  長官にお尋ねします。東京都多摩市で新築中のアパートが放火される事件で、男が逮捕されたところです。周辺では、ほかにも建築中の住宅に対する放火が相次いでおりまして、地域にも不安を与えていたところであります。被疑者逮捕ということで、まだ捜査は継続中でしょうが、この事件についての御見解をお願いします。

答  (長官)本年9月、東京都多摩市内で建築中の建物が連続して放火される事件が発生しております。この種事件は、近隣住民を不安に陥れる極めて悪質な犯罪であります。11月30日、警視庁において本年9月12日の多摩市内の建築工事現場において発生した放火事件で、被疑者を非現住建造物等放火罪で通常逮捕しております。極めて悪質な犯罪でありますので、今後、警視庁において事案の全容解明に向けて鋭意捜査を推進していくものと承知しております。