国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成26年12月19日(金)9:49~9:55

2 場所 官邸3階エントランスホールぶら下がり

3 概要   先の臨時国会で議員立法により改正され、先月27日に公布されました北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律の一部を改正する法律を施行するため、北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律施行令の一部を改正する政令が、本日、閣議決定されました。改正法は来年1月に施行される予定であり、引き続き所要の内閣府令の改正を行うなど、円滑な施行に向けて準備を行ってまいりたいと思います。

問  本日、国連の方で北朝鮮への人権に関する決議が総会で採択されましたけれども、拉致担当大臣としてどのように受け止めていらっしゃいますか。

答  これまでにない強い文言、内容であったと思っております。安保理による国際刑事裁判所への付託を含む強い内容の決議でありまして、賛成116、反対20という、共同提案国もこれまでになかった大きな数で、北朝鮮の人権状況と拉致問題の解決に向けて進むべしという国際的な強い連携の下に、拉致問題の解決につながる形を是非とも作っていきたいと思っています。

問  大臣おっしゃったこれまでにない強い決議ですけれども、それに対しての評価と今後日本政府としてどのように働きかけていきたいとお考えでしょうか。

答  安倍内閣が働きかけてまず調査委員会ができ、報告書ができたということで、大きな問題意識の共有ができてきたと思います。そして、今年2月から関係各国に働きかけて、理解が更に深まっていったということがあったと思っております。北朝鮮は、この国際社会の中の声を受け止めて、きちんと人権問題と拉致問題の解決をしていくことが北朝鮮の発展にもつながるんだということを認識してほしいと思っておりますし、働きかけを強めていきたいと思っています。