国家公安委員会委員長記者会見要旨（警察関連部分のみ）

１　日時　平成２７年１月２０日（火）１０：２９～１０：３７

２　場所　中央合同庁舎８号館５階共用会議室Ｂ

３　概要　　　明後日、２２日午後、拉致問題を始めとする北朝鮮の人権状況に関する意見交換のため来日中のマルズキ・ダルスマン国連北朝鮮人権状況特別報告者との面会を予定しております。先般、国連総会でこれまでにない強い内容の北朝鮮人権状況決議が、過去最多となる６２か国の共同提案国を得て、賛成多数、１１６か国の賛成、反対２０か国ということで採択されまして、安保理初となる公式会合が開催されるなど、国際社会でも北朝鮮における人権状況、拉致問題の解決に向けた気運が高まっています。このような状況の中で、拉致問題において北朝鮮の誠実な行動を引き出すべく、国際社会との連携を引き続き強化していく必要がありまして、特別報告者として幅広い知見と影響力のあるマルズキ・ダルスマン特別報告者と意見交換していきたいと考えております。

問　 今日、閣議で自転車の危険行為１４行為が決まって、６月から危険行為を繰り返した人というのは、３時間講習を受けることになりました。それについて大臣の所感をお聞かせください。

答　 このたびの政令案は、一昨年６月に成立しました道路交通法の一部を改正する法律の一部の施行に伴い、新たに設けられた自転車運転者講習の受講命令の要件となる危険行為を定めるものであります。
　これらの施行の日は、本日の閣議決定によりまして、本年６月１日とされたところであり、自転車運転者講習制度等の改正道路交通法の規定が円滑かつ適切に施行されるよう、警察庁を督励してまいりたいと思います。
　酒酔い運転だったり非常に危険な状況が繰り返し見られるような方を対象にしておりますので、これで安全が確保されていくと考えております。

問　 イスラム国対策ですが、ヨルダンに１２０億円支援することが決まりました。今後引き続きどのような対策、また国内ではどういったことを執られていくのかお聞かせいただけますか。

答　 テロ対処能力というものを高めていかなければならないと考えております。私、昨日も福井の警察学校や嶺南機動隊の訓練等々を視察いたしましたけれども、テロに対処するために情報の収集、水際対策、そして、国際的に関係するいろいろなところと連携を密にしながら、国内、そして、国際社会との連帯を強めて、テロに対処していかなければならないと考えております。特に日本は科学技術立国でありまして、そうしたレベルは非常に高いということもありますし、また、様々な訓練を通して、いろいろな個人の対処能力の向上、また、チーム力の強化ということに今つながっておりますので、これを引き続き強めながら、安全を守っていきたいと考えています。

問　 先ほどおっしゃった明後日の国連のマルズキさんとの関連なんですけれども、拉致被害者の御家族の方々ともおそらく会われると思うのですけれども、どのような人員が会われるかということと、御家族の方が国連人権報告者に会われるということの意味合い、どのように期待されるか教えていただけますか。

答　 ２２日午後、私と意見交換した後に拉致被害者御家族の一部の方々と意見交換されると聞いております。以前にも御家族の方、マルズキさんとお会いしたこともありますし、それからのいろいろな進展等々、良い意見交換、交流の場になるということを期待しております。どなたが出席されるかということですけれども、飯塚繁雄家族会代表、横田滋前代表、増元照明前事務局長、東京近郊の方中心にということで調整されたと聞いております。