国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成27年3月3日(火)8:45~8:53

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要

問  今回の川崎の事件があって、自民党などから少年法の厳罰化も含めた見直しをという声が上がっておりますが、大臣のお考えをお聞かせください。

答  誠に痛ましい事件でありまして、亡くなられた少年の御冥福を祈り、御遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。この痛みを、再発防止に向けて、二度とこのようなことが起こらないように、関係機関と連携しながら努めていきたいと思います。
 少年法の改正に関しましては、様々な議論がこれから起きてくると思いますが、私の方からは所管外のことでもありますので、コメントは控えたいと思います。

問  拉致についてお伺いします。先日、家族会と救う会の会合がありまして、初回報告の期限を3月までに来なければ再制裁もということを政府に要望していきたいと、また、安倍総理への面会も求めていくというような方針が決まりましたが、大臣の受け止めと、家族会の方々からの大臣への要望等のスケジュール等が決まっていましたらお願いできますでしょうか。

答  御家族のお気持ち、また、御指摘の運動方針については、真摯に受け止めております。私の方で近々に御家族の皆様とお会いいたしまして、また、いろいろな詳しい内容、そして、思いを直接お聞きしたいと考えております。

問  関連で、北朝鮮が先日ミサイルを2発発射しましたけれども、日朝協議に与える影響はどのようにお考えでしょうか。

答  ミサイル発射は、安保理決議違反、また、日朝平壌宣言の違反でありまして、強く抗議いたします。
 拉致問題に関しましては、日朝協議の中で特別調査委員会が立ち上がっておりますので、日本といたしましては、一日も早く正直な報告を出しなさいということを言い続けて、結果を出していきたいと思っています。

問  関連して拉致についてお伺いしたいのですけれども、昨日、官房長官が北朝鮮のミサイル発射についてなんですけれども、拉致・核・ミサイルを包括的に解決したい、一方で拉致問題については安倍政権の最重要課題であるということを述べていらっしゃいましたけれども、ミサイルの発射というのは特に拉致問題について、日朝協議に影響しないと考えて、拉致は、まず日朝としてはちゃんと最重要でやっていらっしゃるというそういうお考えでよろしいでしょうか。

答  拉致・核・ミサイルの包括的解決というのは当然のことであります。また、日朝協議の中で、重大な主権侵害である、また人権侵害である拉致問題の解決を一日も早く図るために、きちんと対応を「行動対行動」で求めていきたいと思っています。