国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成27年6月22日(月)10:27~10:32

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要   私の方からは、積極発言はございません。

問  明日、横田御夫妻が要請書を渡すためにお越しになると思いますが、大臣はどのように対応される予定でしょうか。

答  明日、横田御夫妻が、御夫妻の支援団体であります「あさがおの会」の皆様と御一緒に、政府に対して改めて拉致問題の早期かつ確実な解決に向けて要請ということでお越しになられると聞いております。私といたしましては、その御要望の内容について真摯にお伺いするとともに、めぐみさんとの再会を切なる思いでお待ちになっておられます横田御夫妻、そしてまた、すべての拉致被害者全員の安全確保と帰国に向けて、あらゆる手段を尽くしてまいりたいと考えております。

問  拉致の関連で、自民党の拉致問題対策本部で制裁強化を検討していたPTが今週25日に総理に提言書を手渡すということですが、来週には調査期限の目処とされる1年を迎えるわけですが、政府としての制裁強化の在り方等についても含めお願いできますでしょうか。

答  期限の目処がいつかということはともかく、一日も早い誠実かつ正直な報告を私どもは求めているところでありますし、また拉致問題の解決のために何が最も効果的、必要かということを政府としては不断に見直しをしているところでございます。党の方としましては、様々な方々から御意見を聞きながら、議論を重ねていると聞いておりますので、またその党の考え方をお聞きしたいと考えております。

問  今月中にソウルに北朝鮮を監視するためのフォローアップ拠点を設けると伺っていますが、いつ頃開設されるかということと、政府としてこの拠点をどう活かしていくかをお願いします。

答  国連に北朝鮮の人権問題、また拉致問題の調査、そして解決を求めるための委員会が立ち上げられて、400ページにわたる報告書が出たわけでございます。そうしたことのフォローアップということでソウルに6月中にと聞いておりますが、セキュリティの観点から現時点では国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の方から時期についての具体的な言及は控えたいということですので、今日この場では申し上げることは控えさせていただきたいと思いますが、いずれにしましても、フォローアップのための拠点が作られるということで、北朝鮮の人権問題、拉致問題の解決に資する拠点になると考えております。拉致問題を含む北朝鮮の人権侵害問題に関する証拠資料の収集のほか、広報や啓発を行うこと等々を着実に進めながら解決に向けて国連、国際社会と連携を強めていけるとも思っています。