国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成27年7月9日(木)11:45~11:48

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。委員は全員出席です。警察庁から「女子児童被害の監禁事件の検挙」等について、報告がございました。以上です。

問 大臣にお尋ねします。先頃、警察庁とJAFによるチャイルドシートの使用状況についての結果がまとまり、6割ちょっとということでした。この現状を踏まえた今後の対策と大臣の所感をお願いします。

答 (大臣)警察庁と日本自動車連盟、JAFが合同で実施した全国調査の結果、平成27年のチャイルドシートの使用率は、62.7パーセントとなっておりまして、本調査が開始された平成14年当初の52.4パーセントと比較いたしますと10ポイント程度上昇しているところです。しかしながら、幼児の年齢が高くなるにつれて使用率は低くなっていること等から、チャイルドシートの適正な使用の促進に向けた更なる取組が必要と考えております。そこで、チャイルドシート使用の必要性・有効性についての、地方公共団体や関係機関・団体と連携した保護者等に対する広報啓発、チャイルドシートの正しい使用方法の普及啓発のための、幼稚園や保育所の職員、自動車用品の販売員等への指導者研修会の実施等の取組を引き続き推進していく所存でございます。

問  長官にお尋ねします。大分県杵築市で住宅が燃えまして、この家に住む子供さん4人が亡くなる、大変痛ましい火災がありました。父親が放火容疑で逮捕されているところでありますけれども、県警において動機も含めて捜査中だと思いますが、この事件についてのお考えをお聞かせください。

答  (長官)お尋ねの件は、本年7月5日、大分県杵築市で発生した放火事件であり、翌7月6日、大分県警察において、被疑者を現住建造物等放火罪で通常逮捕したものであります。4人のお子さんが亡くなられた大変痛ましい事件であり、大分県警察において、動機等を含めた事件の全容解明に向けて、捜査を推進していくものと承知しております。