国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成28年4月26日(火)8:35~8:40

2 場所 官邸3階エントランスホールぶら下がり

3 概要

問  熊本の地震、昨日異例の速さで激甚災害指定されました。一方で、まだ余震も続いているということなどもあり、避難所でなかなか自宅に帰れない方たちが避難生活長引いておりますが、今後、政府として何を最優先に被災者支援等を進めていく予定かをお聞かせください。

答  まず、支援の必要な高齢の方あるいは小さいお子さんを持っていらっしゃる方、妊産婦さん、障害をお持ちの方、そうした支援を必要とされている方につきましては、ホテル・旅館を二次避難所として提供しております。体調が悪くなったりする前に、ぜひ御家族と一緒に移っていただきたいと思いますので、ぜひ避難所あるいは市町村等と相談をしていただきたいと思います。それに加えまして、今、公務員住宅ですとか、あるいは民間の賃貸住宅をみなし仮設として用意をさせていただいております。さらにそれに加えて、プレハブなどの応急仮設も手配をしているところでございますので、なるべく早く、避難所からもう少し住環境の良い所へ移っていただけるように努めてまいりたいと思っております。また、物資等の支援につきましては、タブレット型端末を各避難所に昨日から配布をして、避難所の細かいニーズをそれを使って吸い上げられるようなシステムの運用を始めていこうと思っておりますので、今までのプッシュ型から避難所のお一人おひとりに寄り添ったプル型支援に切り替えていきたいと思っております。

問  タブレット端末を配布して、というのはどういったシステムですか。

答  IBMの避難所支援システムを入れたiPadを、ソフトバンクから1千台、無償貸与していただいておりますので、それを今避難所にお配りを始めたところであります。それを使って避難所のニーズを入力していただいて、現地とこちらでそれを共有して、必要な物資、その他送れるようにしていきたいと思っております。