国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成28年12月8日(木)11:17~11:20

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。警察庁から、ストーカー行為等の規制等に関する法律の一部を改正する法律の成立などについて報告がありました。以上でございます。

問 大臣にお尋ねします。先ほどもお話がありましたが、SNSなどによるつきまといを規制する改正ストーカー規制法が成立しました。成立についての所感と、今後の運用についてお願いします。

答 (大臣)ストーカー事案は、事態が急展開して殺人等の重大事件に発展するおそれが大きいものであり、被害者の安全確保を最優先にしつつ、迅速・的確に対応することが重要であると認識をしております。
 今回の改正法は、警察庁の有識者検討会の提言の内容が踏まえられたものと承知をしておりまして、警察におけるストーカー事案への迅速・的確な対処や被害者保護の徹底を図る上で、非常に有効なものと存じます。
 今後、改正法を着実に施行するとともに、関係省庁と連携を図りつつ、ストーカー事案への対応の更なる充実を図るよう、警察を指導してまいりたいと存じます。

問 長官にお尋ねします。ロシアのプーチン大統領が来週、来日されます。山口県で日露首脳会談がありまして、その後、東京での日程もありますが、今回、来日に伴って、警備にどのように取り組まれるかお尋ねします。

答 (長官)御案内のように、来週の15、16両日、プーチン・ロシア連邦大統領が来日しまして、日露首脳会談等が開催されますが、プーチン大統領を始めとする首脳会談参加者の身辺の安全と、同会談等の円滑な進行を確保することは、治安責任を担う警察として重要な責務であると認識しております。
 このため、警察庁では、去る11月15日に、警備局長を長とする「プーチン・ロシア連邦大統領来日警備対策委員会」を設置しまして、警備諸対策を推進しております。
 今次警備を管轄します山口県警察におきましては、他府県警察からの特別派遣部隊約2,500人を含む約4,100人を、警視庁においては約7,000人をそれぞれ動員して、プーチン大統領来日に伴う警備の万全を期してまいる所存でございます。