国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成29年2月9日(木)11:10~11:14

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。警察庁から、三代目侠道会、太州会及び浪川会の指定の確認について説明があり、原案どおり決定いたしました。その他、警察庁から報告事項について報告がございました。以上です。

問 大臣にお尋ねします。昨日のサイバーセキュリティコンテストの件です。技能を競うことも大切ですけれども、職員達の技能向上も大切だと思います。大臣の御所見をお願いします。

答 (大臣)サイバーセキュリティコンテストは、各都道府県警察から選抜された捜査員が参加する競技形式の実践的訓練でございます。これは、捜査員同士が切磋琢磨することによりまして、捜査員のモチベーションやスキルの向上につながるものと考えております。
 こうした訓練等を通じて、複雑・巧妙化するサイバー空間の脅威に対処できる人材の育成を積極的に進めるよう、警察を指導して参りたいと存じます。

問 長官にお尋ねします。東京都新宿区の女性が殺害されまして、その幼い男の子が行方不明になっていた事件がありました。このことで、元々、殺人罪で起訴されていた男が、男の子の御遺体を捨てたという容疑で書類送検されています。非常に社会的にも関心が高い事件ですけれども、この事件についての所感をお願いします。

答 (長官)今お尋ねの件は、平成26年末頃、被害者の女性とその長男が所在不明になっていることが判明したことから捜査を開始しまして、新宿区内のアパートで被害女性を殺害した容疑で、昨年2月に被疑者を逮捕するなどしていた事件と承知しております。
 その後も警視庁において、被害女性の長男の所在を含め、事案の解明に向けて、所要の捜査を行っていたところでありますが、長男に対する死体遺棄罪について、時効が成立していると考えられるものの、一昨日、送致するに至ったという報告を受けております。
 しかしながら、長男が死亡した経緯は未だ解明に至っておらず、警視庁において、引き続き捜査していくものと承知しております。