国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成29年3月24日(金)9:01~9:09

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要

問 森友学園の籠池氏への昨日の証人喚問についてなのですけれども、偽証罪に問われかねないという制約の中での籠池氏の証言をどう受け止めたかという点について、例えば首相夫人付の政府職員とのFAXでのやり取りとか、改めて首相夫人から100万円の寄付を受けたという証言について、どのように大臣は受け止めていらっしゃいますでしょうか。

答 お尋ねにつきましては、昨日、証人喚問が行われたところでございますが、私自身がお答えをする立場にはないので、コメントは差し控えさせていただきたいと思っております。
 なお、特定の行為が犯罪行為に該当するか否かについては、具体的な事実関係に即して、法と証拠に基づき判断されるべきものでありまして、直ちにここでお答えをするということは差し控えさせていただきたいと思います。

問 後半の御発言は、国家公安委員会委員長として。

答 はい、そうです。

問 大臣のところにも地元の有権者の方などから様々な御相談とかお願いごと、陳情が持ち込まれることがあると思うのですけれども、政治家とか秘書の方とか家族の方が口利きなどに関して、誤解を生まないようにどのように行動するべきか政治家としてお考えですか。

答 まず、我々の仕事は代議士という、そのような立場にあります。地域の皆さんから、社会の仕組みが与える影響を受けていろいろお困りの方もあれば、またそれによって社会生活を十分に営むことができる方々もいらっしゃいます。法律などが、東京で、この国会で決められたことがどうやって地域の中に活かされているかなどということを検証することも、大変大きな仕事の一つだと思っております。当然、そのためには地域の皆さんからの御意見がたくさん出てくるところでございますので、それは受け止めて、実際にどのように機能しているのかいないのかを確認しますので、それは口利きという意味ではちょっと違うと思いますけれども、そういった問いに対しては現状がどうなっているかをしっかり把握したうえで適切にお答えするようにはしています。ただ、それが更にいわゆる口利きということで大きな影響を与えられるものではない。複数の多くの方々から、社会問題として、社会現象として現れているような大きな事案に発展する可能性が推察できれば、それにいかに対応するかということは政治家として考えていかなければならないことだと思いますが、基本的にはそういった受け止めで、接触をすること、話をすること自体が悪いことだという、その受け止めはございません。

問 北朝鮮による拉致事件ですけれども、被害者の会が発足から20年になりました。改めて記者会見して解決を訴えているところですけれども、警察も調査、捜査に取り組んでいるところです。国家公安委員会委員長として改めまして拉致事件への取組についてお考えをお聞かせください。

答 北朝鮮による拉致容疑事案は、我が国の主権を侵害し、国民の生命身体に危険を及ぼす、治安上、極めて重大な問題でございます。今後とも被害者や御家族のお気持ちを十分に受け止めて、拉致容疑事案等の全容解明に向けまして、関係機関と緊密に連携を図りつつ、関連情報の収集、捜査、調査に全力を挙げるよう、警察を指導してまいりたいと思います。