国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成29年4月27日(木)11:41~11:45

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。警察庁から、九代目酒梅組の指定の確認などについて説明があり、原案どおり決定いたしました。その他、警察庁から報告事項について報告がございました。以上です。

問 大臣にお尋ねします。北朝鮮がミサイルを繰り返し発射しています。さらに、新たな核実験を行うのではないかという観測もあります。こうした中で、米国の空母が朝鮮半島方向に向かっており、有事が懸念される事態になっています。もし、有事となったときに、日本の警察としてどういった対応をお考えになっているか、所見をお願いします。

答 (大臣)北朝鮮の核・ミサイル開発等の動向につきましては、重大な関心を持って平素からの情報収集・分析に努めているところでございます。
 引き続き、情報収集や関連施設の警戒警備等を徹底するとともに、いかなる事態においても、国民の安全・安心の確保に万全を期すよう警察を指導してまいりたいと存じます。

問 長官にお尋ねします。福岡市で3億8千万円の現金が強奪された事件から1週間が経ちました。金塊の買い付けと言われています。直後には、韓国人の男が空港で7億円以上の現金を持っていたということで逮捕されております。非常に社会的に関心のある事件ですけれども、この事件についての捜査、これを踏まえての取組についてお願いします。

答 (長官)お尋ねの強盗事件につきましては、御案内のように4月20日の午後に福岡市内の屋外駐車場におきまして、会社員の男性が数名の男に襲われ、現金約3億8千万円が強奪された事件であります。
 本事件は、大都市の中心部で白昼に発生した、しかも高額被害の屋外強盗事件でありまして、極めて大胆かつ悪質な犯行であります。
 地域社会に大きな不安を与える凶悪犯罪であることから、現在、福岡県警察におきまして、捜査本部を設置の上、防犯カメラの精査や周囲の聞き込み捜査を含め、被疑者の検挙に向けた捜査を推進しているものと承知をしております。
 いずれにしましても、この事件につきましては福岡県警察において、背後関係も含めて全容解明に向けて全力を挙げた捜査を進めていると承知しております。