国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成29年8月15日(火)10:42~10:47

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要

問 先週もお尋ねしていますが、改めてお伺いします。今日、靖国神社に参拝する予定はあるか、あるいはもうすでにしているか、あるいは昨日までにしたか、あるいは明日以降参拝の予定はあるかについて教えてください。

答 今後もありませんけれども、これまでもいたしておりません。去年、一昨年は8月15日には行っておりませんけれども参拝はいたしました。
 私の場合は毎日、家で神仏には手を合わせております。

問 先週もお伺いしましたが、自動運転のことなのですけれども、大臣はそのときに携帯電話の電話番号について少し触れられておりまして、忘れてしまうという、あの辺の真意でもう一度お尋ねしたいのですが、自動運転になると運転の仕方を忘れてしまうようなところがあるのでというような意味合いなのでしょうか。

答 そもそも自動運転というものを研究し出して、それを導入して世の中で使っていこうというのは、政府からすれば、事故をなくしていこう、交通の安全というものをより図っていこうというのが目的だったと思います。自動運転というのは、どこまで自動運転にするかということにも関わってくると思いますが、やはり人間のそもそもの力を十分に発揮しなくても事故がないように運転ができるとすれば、これは非常に便利な世界であります。
 昔、私がこの世界に入ったとき、当時のことを思い出すと自動運転と携帯電話が出てきたというのを比較するのもおかしな話であるとは思いますが、便利な世の中になってきたということから考えますと、二十数年前に学校を卒業して、この仕事を始めたときに秘書だったわけですけれども、人様の電話番号を100ぐらい覚えていたわけです。今、その必要はなくなってしまいました。もう携帯電話に慣れてしまったならば、これは私だけではないと思うのですが、自分の家の電話番号も忘れているぐらいです。
 便利になればなるほど、頭を使わなくてもよくなるような時代になってきました。これはこれで便利なのだけれども、基本はやっぱり人間が頭で考えていろんな行動を起こしていかなければ、大事なことを忘れてしまっては元も子もありません。交通事故をなくす、交通の安全を図るということでは良いことをやろうとしているのだけれども、私はその影の部分というか負の部分というか、そのことも検討していかなくてはならないなという意味で申し上げました。

問 そうすると、規制緩和のあんばいというのはなかなか難しいのでしょうか。

答 そこは全然、難しいというものはあろうかと思います。これは今の携帯電話についても、自動車の安全運転についても、様々な部分で便利になってくるわけですから、人間社会では常につきまといます。ですから、しっかりと良いところと悪いところを考えていかなくてはならないというのは、常に私たちの社会の中ではあるのではないかと思います。
 ただ、思いとすると、正しいことをやっていこうと、正しい中で便利なものを進めていこうというのが国の方針としていろんな意味で、いろんなその枠の中で考えられるところとなります。