国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成29年12月15日(金)10:53~11:00

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要   本日、犯罪対策閣僚会議が開催され、再犯防止推進計画が決定されました。
 また、私から国際テロ情勢とその脅威について説明するとともに、テロ対策に万全を期していく旨申し上げました。
 このほか、サイバー空間の安全の確保、ストーカー事案対策、特殊詐欺対策について説明いたしました。
 今後とも、世界一安全な国、日本の実現に向け、各省庁との連携の下、総合的な取組を強力に推進してまいります。

問 危険な運転を繰り返すドライバーの問題について絡んだ質問ですが、イギリスでは、警察のホームページを通じて一般ドライバーが撮影したあおり運転などの危険な運転の動画を投稿してもらい、それを基に取締りを行うという取組を進めているようなのですけれども、こういった海外の新たな取締りの在り方について、お考えをお聞かせください。

答 あおり運転のことについては、度々聞かれる話でありますが、一般のドライバーに危険を感じさせ、また実際に事故の危険を生じさせるような悪質・危険な運転に対しては、捜査を徹底し、厳正に対処するよう、警察を指導してまいりますということは、先日、述べました。
 我が国でも、110番通報のみならず、ホームページなどを通じて一般の方々から悪質・危険な運転について情報を受け付けており、例えば、京都府警でありますけれども、通学路において危険な運転をしているドライバーの情報を受け付ける専用のサイトを設置して、取締りに活用しているという話もございます。
 このように、一般から得られた情報も活用しつつ、厳正に捜査するよう、今後とも警察を指導してまいりたいと存じます。
 また、今お話にありました、お尋ねの海外の取組についても、いろんな取組がされていると思います。そういったことを色々と提案していただくのはありがたい話だと思っております。海外と我が国では、法制度、交通事情が異なりますので、そのまま日本にいろんなことを導入できるとは限りません。ですから、先ほど申しましたように、ありがたく、海外の取組についても参考にしながら、しっかりと警察として考えてまいりたいと思っています。