国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成30年1月25日(木)11:35~11:38

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。小此木国家公安委員会委員長が御欠席のため、私が会見を代理いたします。警察庁から、人事案件について説明があり、原案どおり決定いたしました。その他、警察庁から報告事項がございました。以上です。

問 長官にお尋ねします。運転免許証の自主返納に関する世論調査の結果が、このほど公表されました。この結果についての受け止めと、今後の警察の取組についてお願いします。

答 (長官)運転免許証の自主返納につきましては、制度が広く認知されてきたと思っておりまして、昨年の自主返納件数、これが最も多くなった次第です。
 今回の世論調査では、高齢者は人に返納を勧められるよりも、自分で身体能力の低下などを自覚された場合に、免許証を返納しようと考えられる方が多いことが分かりました。これを踏まえますと、相談で、きめ細かな対応に努めることが重要ではないかと思います。
 一方で、運転適性相談の認知度はまだまだ低いと言えます。その周知を図るとともに、専門知識を生かした助言・指導を行うなど、その充実・強化に努めてまいりたいと考えております。

問 長官にお尋ねします。昨年の懲戒処分者数がまとまりました。警察における懲戒処分の現状認識と、今後への取組について教えてください。

答 (長官)昨年の全国の懲戒処分者数は、前年に比べて微減となりました。ここ数年、減少傾向にあったと思いますが、昨年は微減となりました。
 非違事案につきましては、引き続き厳正に対処することはもとより、引き続き事案の未然防止に資する仕組みの構築、これに努めていくことが大事だと考えております。
 また、職員に対する指導、職務倫理に関する研修などを地道に続け、これらを通じて職員の規律と士気を高めて、国民の期待と信頼に応えてまいりたいと考えております。