国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成30年3月15日(木)11:32~11:34

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。警察庁から、任侠山口組の指定の確認などについて説明があり、原案どおり決定いたしました。その他、警察庁から、平成29年におけるストーカー事案及び配偶者からの暴力事案等への対応状況などについて報告がございました。以上です。

問 大臣にお伺いします。昨年のストーカー、DV事案の対応状況が公表されたところですが、これについての御所見や、警察の対応についてお伺いします。

答 (大臣)平成29年中のストーカー事案及び配偶者暴力事案の相談等の件数は、残念なことに、いずれも過去最多となりました。
 こうした情勢を踏まえ、今後とも、事案対処能力の一層の向上に努め、被害者の安全確保を最優先にした対応が行われるよう、警察を指導してまいりたいと存じます。
 こうしたストーカー事案については、加害者の執着心が非常に強い場合がございます。少しでも不安を感じたら、どうか早めに最寄りの警察署・警察本部に相談してくださるようお願いをいたします。
 また、DV事案の早期対応のためにも、自治体、医療機関等の関係機関の御理解、御協力を得ていきたいと存じています。

問 長官にお尋ねします。今日の国家公安委員会で、任侠山口組の指定の確認が行われました。このことに関する受け止めと、今後の警察の取組について教えてください。

答 (長官)御指摘のとおり、本日の国家公安委員会におきまして、任侠山口組につきまして、暴力団対策法の指定の要件を満たしているということで確認がなされたところです。今後、兵庫県公安委員会による指定を待つことになります。
 警察といたしましては、引き続き、まずは対立抗争というものを防止しつつ、暴力団取締りの徹底、暴力団対策法の効果的な運用、そして、国民や事業者の方々の御理解を得て、暴力団排除を進めていく、こういったことによって、市民生活の安全と平穏の確保に努めてまいりたいと思います。