国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成30年6月12日(火)9:56~10:08

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要

問 先日9日に、走行中の新幹線の車内で乗客が切りつけられて、3人の方が死傷した事件がございました。改めて大臣の事件への受け止めと、今後の対策、方針のようなものを伺います。

答 非常に忌まわしい、凶悪な出来事でありまして、まずは犠牲者、お亡くなりになった方の御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族にお悔やみを申し上げ、また、けがをされた方もおられます。お見舞いの気持ちを表します。
 あってはならない事件で、ただ今、神奈川県警において犯行に至った経緯、背景含め、事件の全容解明に向けた捜査を進めているものと承知しています。警察として、どのようなことができるか、防災の話のときにも言いましたけれども、人の命を守るということを考えますと、いろんなことを協力し合いながら考えていかなくてはいけないと思います。まずは、全容解明に向けた捜査の結果を待ちながら、いろんな防止策をどう考えられるか、これも進めていかなければならないと思います。

問 米朝首脳会談が、ちょうど今まさに進んでいるところだと思いますけれども、北朝鮮の非核化の具体策について合意できるかなどが焦点かと思いますが、大臣が閣僚のお一人として、日本政府のお一人として期待されることについてお願いします。

答 もちろん、非核化について前に進むということ、あるいは核は持たないことについて、委員長が断言されるぐらいの気持ちでなければいけないなという話です。何よりもこの会談によって、拉致問題の解決、これは日本政府としても、安倍内閣そのものが意欲を持って当たってきたことでありますので、今日の米朝の会談がその強力な一歩となること、これは他人事ではなく、日本としてもその問題を解決して、引き続き関わっていくことが大事であると思っています。

問 警視庁の現職の警察官が、覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されたという話がありますが、この事案について大臣の受け止めをお願いしたいと思います。

答 これはまた、あってはならない話だと思っております。警視庁において、このことについても捜査を行い、明らかになった事実関係に即して、厳正に対処するものと承知しております。

問 公共交通の安全について、新幹線のことですけれども、列車に乗り込むとか、あるいは見せる警備というようなことを、今後、新たに考える必要がありますでしょうか。

答 今、その辺をどのようなことができるか考えていかなければいけないという気持ちであります。