国家公安委員会委員長記者会見要旨(警察関連部分のみ)

1 日時 平成30年6月22日(金)9:36~9:40

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要   昨日、安倍総理大臣とともに、18日に発生した大阪府北部を震源とする地震による被害状況を視察するため、大阪府の茨木市、高槻市に訪問しました。
 茨木市では、若園公園で自衛隊による入浴支援活動を視察しました。高槻市では、寿栄小学校においてブロック塀の倒壊により幼い命が失われた悲惨な現場を目の当たりにいたしました。同じく高槻市において、五百住小学校に開設されている避難所を訪問し、避難されている方から、御苦労や不安な心情を直接伺ってまいりました。
 高槻市役所では、松井大阪府知事、濱田高槻市長、福岡茨木市長と意見交換を行いました。意見交換の場では、寿栄小学校のような事故を二度と起こさないよう、ブロック塀等の安全点検や修繕といった、子供たちの安全を守るための対策が必要であるということ、単身高齢者が増えていることから、安否確認をどのように進めるかが課題といったお話を伺い、こうした取組や被災者の支援、復旧について更なる支援の要望がございました。知事両市長から意見交換の場で要望書をいただきましたので、早速、関係省庁とも共有いたしました。内容を精査し、政府一体となって必要な対応を取ってまいります。
 本日の朝、登下校時の子供の安全確保に関する関係閣僚会議が開催され、登下校時における子供の安全確保に関する今後の対策として、登下校防犯プランが決定されました。
 会議では、関係大臣から各府省庁における対策について発言がありました後に、官房長官から、各省庁が連携した効果的な対策の実施、地域に対する支援の強化、推進状況の検証の徹底について指示がございました。
 会議でもお話ししましたが、登下校時における防犯対策の推進に当たっては、学校、自治体、警察はもとより、保護者や地域社会の方々が結束し、社会全体で子供を守っていくことが不可欠であると認識を共有したところでございます。
 警察として、関係機関と密接に連携して、本プランに盛り込まれた各施策にしっかりと取り組んでまいりたいと思います。