国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成30年7月5日(木)11:03~11:05

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。本日は、小此木国家公安委員会委員長が御欠席のため、私が会見を代理いたします。警察庁から、犯罪被害者等給付金の裁定に対する審査請求事案の審理状況及び裁決について説明があり、原案どおり決定いたしました。その他、警察庁から、行政事業レビューにおける公開プロセスの結果などについて報告がございました。以上です。

問 長官にお尋ねします。福岡市で、大手ゼネコンが使用する車に拳銃を撃ち込んだなどとして、指定暴力団工藤會の幹部らがこのほど逮捕されたところです。工藤會に対する取締りに、警察は力を入れてきているところでありますが、今回の事件、この検挙に対する受け止め、それから改めまして工藤會対策についてのお考えをお願いします。

答 (長官)先日、福岡県警察が検挙した事件についてお尋ねがありましたが、福岡県警察は、平成24年以降、機動隊による警戒、そして改正暴力団対策法の運用とともに、暴力団の取締りを進め、近年、未解決であった事業者襲撃事件等の検挙を続けてきております。
 このような凶悪事件を着実に検挙していくことは、暴力団を弱体化させるだけでなく、類似の事件の抑止や暴力団排除の推進に結びついていくものと考えております。工藤會に対するお尋ねですけれども、広く暴力団一般について、今後とも事業者を始め、広く国民の理解と協力を得て、総合的な暴力団対策を進めてまいりたいと存じます。