国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成30年9月13日(木)12:00~12:03

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。警察庁から、平成30年秋の全国交通安全運動の実施などについて報告がございました。以上です。

問 大臣にお尋ねします。先ほども御発言ありましたけれども、来週の21日から秋の全国交通安全運動が開催されますが、今年の活動について、大臣の御所見をお願いします。

答 (大臣)この秋の全国交通安全運動は、9月21日(金)より30日(日)までの間、夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止など4点を重点として、関係機関・団体が連携して実施してまいります。
 特に、薄暮時間帯における交通事故の実態を踏まえて、交通事故が1件でも少なくなるように、国民の皆様の御理解と御協力を得て、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。
 国民の皆様には、薄暮の時間帯、特に日没後の事故を防止するための安全意識を更に高めていただくこと、歩行者の方々は、反射材用品等を着用していただくほか、横断歩道付近では必ず横断歩道を渡っていただくこと、運転者の方々には、横断歩道手前における減速義務と横断歩道における歩行者優先を再認識していただくことを強くお願いいたします。

問 長官にお尋ねします。今の大臣のお話に関連しますけれども、今年上半期の交通死亡事故の状況がまとまったところですが、全体としては減少傾向が続いていますけれども、例えば高齢の方、歩行中の事故などが目立っております。今回の状況についての受け止め、対応についてお願いします。

答 (長官)本年上半期の交通事故死者数は1,603人で、65歳以上の高齢者も含めまして交通事故死者数の減少傾向が続いております。
 しかしながら、死者総数の約4分の1を65歳以上の高齢者の歩行者が占め、そのうち約6割が法令違反をして事故に遭われている、ここに留意をいたしたいと思います。
 このような中、運転者の方について見ますと、75歳以上の高齢運転者による死亡事故は増加いたしましたが、事故総数は減少していることが言えます。
 本年上半期の特徴を今申し上げましたけれども、大臣からただ今お話がありましたように、秋の全国交通安全運動が来週金曜日から始まります。この機会に改めて国民や事業者の方々の御理解と協力を得て、そして関係機関と共に効果的な交通事故防止対策に取り組んでまいりたいと存じます。