国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成30年10月25日(木)11:35~11:39

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。警察庁から、明治150年記念平成30年度全国警察柔道大会及び全国警察剣道大会の結果等についての報告がございました。以上でございます。

問 大臣にお尋ねします。モーニング娘。の元メンバーが飲酒運転で事故を起こしたり、9月には青森県内で飲酒運転が原因となる事故で4人が亡くなったりした被疑者が先日、逮捕されたりと、飲酒運転をめぐる事故が前からずっとなくならないような現状なのですけれども、飲酒運転対策についての大臣の御所見をお願いします。

答 (大臣)今ほどの交通事故でございましたけれども、4名の方の尊い命が失われたという大変悲惨な事故でございます。
 青森県警察において、10月22日に、飲酒運転をして事故を引き起こした運転者と、それから同乗者を逮捕したところでございますけれども、改めて、亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様方に心からお悔やみを申し上げたいと思います。
 飲酒運転で交通事故を起こした場合、通常の交通事故と比べて死亡事故になることが非常に多いということでありまして、飲酒運転は極めて悪質、そして危険な犯罪行為であるという理解をしております。
 「少しくらいなら飲んでも大丈夫だろう」などといった浅はかな考えが、取り返しのつかない重大な結果をもたらすということを、今後とも強く訴えかけていきたいと思っております。
 警察では、飲酒運転の危険性等について積極的に広報するとともに、厳正な取締りを推進しておりますが、引き続き、飲酒運転の根絶に向けた対策を強力に推進するよう、警察を指導してまいりたいと思っております。

問 長官にお尋ねします。来年のG20大阪サミットと再来年に五輪が控えておりますけれども、警備とともに交通対策も進めていくところだと思います。先日の交通担当課長会議でも、その旨、長官訓示で触れられていますけれども、大規模行事を控えての交通対策についてのお考えをお願いします。

答 (長官)お話がありましたように、今後2年の間にG20大阪サミット、東京オリンピック・パラリンピック競技大会等の大規模な行事が予定されております。
 これらの大規模行事に際しましては、警察は、警備諸対策に併せまして交通対策をしっかりと実施していく必要があります。
 多数の要人や関係者の方々を安全・円滑に輸送しつつ、一方で、一般の交通への影響を抑えるということが求められますので、国民の御理解と御協力を得るように努めながら、関係機関・団体と連携して、交通総量の抑制や交通規制等の交通諸対策に取り組んでまいりたいと存じます。