国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成30年12月6日(木)11:47~11:50

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。山本国家公安委員会委員長が欠席のため、私が会見を代理いたします。
 警察庁から、日本国警察庁と欧州連合法執行協力庁、これはユーロポールと言いますが、これとの間の協力関係構築に関する実務取決めの署名等について報告等がございました。以上です。

問 長官にお尋ねします。ただ今、委員から御紹介がありましたけれども、今回、長官がオランダに行かれましてユーロポールと実務取決めの署名をされたところです。ユーロポールの長官との協議もされたと伺っておりますけれども、今回の取決め、それから協議での成果、意義についてお考えをお願いします。

答 (長官)今週の月曜日、3日にオランダのハーグに所在しますユーロポール、これは欧州連合EUの法執行協力庁、通称ユーロポールと言っておりますが、ここを訪問いたしました。そこの長官のドゥ=ボルさんと共に取決めに署名してまいりました。
 取決めは、警察庁とユーロポールとの間の協力関係構築に関する実務取決めと申します。ユーロポールにとりまして、EUの手続きを経たこの取決めによって、EU加盟国でない我が国の警察庁と公的な関係を樹立した、こういう意味があると考えております。
 来年にもユーロポールへの連絡担当官を派遣することとしておりまして、そういたしますとユーロポールに加えて、EU加盟国、そして連絡担当官を派遣している域外の国々との日々の意思疎通ができることとなり、具体的な協力を進めることができるものと考えております。
 ドゥ=ボル長官とは主に国際テロ情勢などについてお話しました。我が国が来年以降、G20サミット、そして東京オリンピック・パラリンピック大会を開催するということを踏まえまして、主にテロ対策等について協力を強化していくことで一致いたしております。
 今後、この新たな枠組みを活用いたしまして、テロ対策、組織犯罪対策に関して、ユーロポール、関係国との協力強化に努めてまいりたいと存じます。