国家公安委員会委員長記者会見要旨（関連部分のみ）

１　日時　平成30年12月18日（火）11:16～11:23

２　場所　中央合同庁舎８号館５階共用会議室Ｂ

３　概要

問　先週金曜日に判決が出ました、東名夫婦死亡事故に関係した質問です。今回は危険運転致死傷罪が適用されましたけれども、それを受けてもなお、法改正の必要性が各社で取り沙汰されていました。例えば、強制的に停車させる行為を明文化したり、あおり運転と呼ばれているものを広く定義する方法というのはないでしょうか。また、危険運転致死傷罪と過失運転等の刑罰の差というのも大きいですけれども、この落差を埋める方法等は何かないものかと思うのですが、大臣のお考えをお聞かせください。

答　この案件、先般も御質問いただきました。その後、いろんな御意見が出ているということは承知をしているところではございますけれども、あおり運転等の悪質・危険な運転については先般申し上げたとおり、道路交通法では、車間距離不保持、それから急ブレーキ禁止、進路変更禁止等に罰則がございまして、刑法では暴行罪等の処罰規定があるところでございます。
　警察におきましては、取締りや免許の処分を効果的に推進し、悪質・危険な運転の抑止につながるかどうか見極めていくことが極めて重要であると思っております。現時点でどういう対応をするかということについてのお答えは、しかねるところであります。
　なお、危険運転致死傷罪と過失運転致死傷罪との関係ですね、今ほど仰いましたけれども、こういったことにつきましては、いずれも自動車運転死傷処罰法に定めがあるということでございますから、これは法務省で所管されておりますので、そちらの方で対応いただければと思います。
　当面、お答えできる範囲は以上でございます。