国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 平成31年1月24日(木)11:22~11:25

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げたいと思います。警察庁からは、第8回命の大切さを学ぶ教室全国作文コンクール表彰式の開催についての御報告がございました。以上でございます。

問 今おっしゃった作文コンクールですが、このコンクールの意義など、大臣のお考えをお聞かせください。

答 (大臣)このコンクールにおきましては、各都道府県警察で行っております、命の大切さを学ぶ教室、これを受講した中学・高校生から作文を募集し、優れた作品について表彰することとしておりますけれども、今回も大変多くの皆様方から御応募をいただきました。
 こうした取組を契機として、社会全体で被害者を支える気運がより醸成されることを期待しているところでございまして、引き続き犯罪被害者支援の充実が図られるよう警察を指導してまいりたいと思っております。

問 長官にお尋ねします。2002年に東京都足立区で男性が殺された事件、このほど警視庁が16年ぶりに容疑者を強盗殺人で逮捕したところです。殺人罪の時効が撤廃されているわけですけれども、こうした長期に渡って未解決になっている重要事件の捜査への取組についてお考えをお願いします。

答 (長官)平成22年の刑法と刑事訴訟法の一部改正によりまして、お話がありましたように、殺人等の一部の罪について公訴時効が撤廃されました。各都道府県警察におきまして、長期未解決事件の捜査のためにそれぞれ必要な体制を整備して取り組んでおります。
 今後とも、鑑定等における最先端の科学技術を活用したり、捜査特別報奨金制度の活用等によって国民からの情報提供の促進をお願いするなど、長期未解決事件を含め、重要凶悪事件の解決に取り組んでまいりたいと存じます。