国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成31年1月31日(木)11:52~11:56

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。山本国家公安委員会委員長が欠席のため、私が会見を代理いたします。
 警察庁から、警察官の服制に関する規則及び警察官等けん銃使用及び取扱い規範の一部を改正する規則案などについて説明があり、これを原案どおり決定するなどいたしました。以上です。

問 長官にお尋ねします。ただ今、委員から触れられました、服制に関する規則等の改正についてです。これは新型の拳銃入れの導入に伴うものですけれども、昨年の富山市の交番の事件等を踏まえた対策かと思います。今回のこの対策、改正についてお考えをお願いします。

答 (長官)今般の国家公安委員会規則の改正は、機能を強化した新型の拳銃入れを導入するため、必要な規定の整備を行うものであります。
 お話がありましたように、現在、各種装備の一層の高機能化を推進しております。併せて交番等のセキュリティの強化も推進しております。この両者が相まって、現場の執行力が充実・強化されるよう努めてまいりたいと存じます。

問 長官にお尋ねします。岩手県内の東北自動車道の一部区間と静岡県内の新東名高速道路の一部区間について、今年3月から試験的に最高速度を120キロに上げるということが発表されましたけれども、利用者の利便性と安全性のバランスをどう取っていくのかが今後の検討課題になるかと思うのですけれども、長官のお考えをお聞かせください。

答 (長官)お話がありましたように、一昨年秋から、新東名高速道路と東北自動車道の一部区間で規制速度を時速110キロメートルに引き上げる試行を行ってまいりました。その結果、一定の安全レベルを確保できたと認められたため、本年3月1日から、同じ区間で、今度は規制速度を時速120キロメートルとする試行を行うことといたしました。
 この試行は、設計速度が時速120キロメートルとされている区間において、規制速度も時速120キロメートルとしても安全のレベルが確保されるか、これを検証するものであります。
 これまでの試行において、静岡・岩手両県警察においては、道路管理者等と緊密に連携し、規制の周知やパトロールの強化等の安全対策に努めてまいりました。今後の試行に当たりましても、交通実態に即した同様の適切な安全対策に努めていくものと考えております。