国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 平成31年2月7日(木)11:56~11:59

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。山本国家公安委員会委員長が欠席のため、私が会見を代理いたします。
 警察庁から、平成30年の犯罪情勢などについて報告等がございました。以上です。

問 長官にお尋ねします。ただ今ありました、平成30年の犯罪情勢ですが、刑法犯全体で減少傾向が続いています。戦後最少を更新しているところです。今回、従来は刑法犯だけの発表だったところ、特殊詐欺、サイバー犯罪、それから児童虐待等の件数等も併せて発表する形に変わっているところも踏まえまして、今回のその狙い、犯罪情勢をどのように見ていらっしゃるか、お考えをお聞かせください。

答 (長官)近年の犯罪情勢は、刑法犯認知件数が減少を続ける一方で、特殊詐欺やサイバー犯罪のような被疑者と被害者が対面しないで敢行される、いわゆる非対面型犯罪が増加するなど、犯罪の傾向自体に変化が見られるようになってきております。また、親族等の間での児童虐待、DVのような問題にも留意していく必要があります。
 このような状況を踏まえまして、今回の犯罪情勢の公表に際しましては、刑法犯だけでは必ずしも捉えられない部分も含めた情勢を、より広く捉えるよう努めたものであります。
 その上で、我が国の犯罪情勢を端的に申し上げますと、刑法犯認知件数は引き続き減少しているものの、全体として見れば依然として予断を許さない状況にあると、このように言えるかと存じます。
 今後とも、犯罪情勢につきまして、その分析の高度化を進め、併せて分かりやすくお伝えすることができるよう努めてまいりたいと存じます。