国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和元年6月11日(火)9:52~10:01

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要

問 運転免許についてですけれども、高齢運転者による交通事故が今相次いでいると思うのですが、一部報道で今月下旬に閣議決定する政府の成長戦略に高齢運転者専用の新しい運転免許を創設する方針を盛り込むという報道があるのですけれども、これについて事実関係を伺いたいのですがお願いします。

答 高齢運転者による痛ましい交通事故が続いているということでございます。私どもも心を痛めているところでもございます。
 昨今の事故情勢を踏まえまして、5月21日に開催されました交通安全対策に関する関係閣僚会議において、総理から高齢者の安全運転を支える対策の更なる推進について、新たな技術の推進等も考慮しつつ、一層強力に推進することについての御指示がございました。
 現在、各省庁で施策の取りまとめを行っているところであります。取りまとめの具体的な内容については、現在検討中ということではありますけれども、警察におきましては、平成29年7月の政府の交通対策本部決定において、衝突被害軽減ブレーキ等を搭載している安全運転サポート車、サポカーと呼んでおりますけれども、その限定免許の導入といった運転免許制度の更なる見直しについて、今現在検討をしているところでございます。
 高齢者の免許制度の在り方について、これは有識者の皆様方の御意見もしっかりお伺いしながらということでありますけれども、全力を挙げて取り組んでいきたいと思っているところでございます。
 成長戦略に新しい免許を創設する方針を盛り込むかということについては、いずれまたお答えをしたいと思っております。