国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和元年8月15日(木)10:11~10:15

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要

問  常磐道等で、悪質なあおり運転行為が相次いで発生していて、警察が捜査中という報道があります。被疑者は道路の真ん中に車を無理やり駐車させていて、一昨年に発生した東名高速のあおり運転と同様の重大な被害が発生する危険性が極めて高く、視聴者からの不安の声が届いている状況です。この種の悪質なあおり運転に対して警察はどう対処していくのか、大臣のお考えをお願いします。

答  この案件の報道、私もテレビで見せていただきましたけれども、言語道断であると思っております。ただし、お尋ねの事案については、関係警察において現在捜査を行っていると承知をいたしております。状況については、その捜査の状況を見定めてということになろうかと思います。
 悪質な、そして危険なあおり運転につきましては、様々な手段を講じて抑止していかなければならないと認識をしております。昨年1月に取組の強化を求める通達を出した結果、昨年中は、その前年の1.8倍以上となる約1万3,000件の車間距離保持義務違反を取り締まったところでございます。
 本年上半期の取締件数も、既に6,800件にのぼっており、特に悪質・危険なものについては、刑法の傷害罪、暴行罪による検挙もしているところでございます。
 引き続き、あおり運転に対しましては、ドライブレコーダーの映像等も活用しながら、あらゆる刑罰法令を駆使した厳正な取締り等を行い、その抑止に努めてまいりたいと思っているところでございます。