国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 令和元年11月7日(木)11:41~11:44

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。武田委員長が欠席のため、私が会見を代理いたします。警察庁から、祝賀御列の儀、大嘗宮の儀等に伴う警備等について報告等がございました。以上です。

問  長官にお尋ねします。ラグビーのワールドカップですけれども、このほど閉幕したところです。今回のワールドカップの警備を振り返っての御所見、それから、来年東京オリンピック・パラリンピックが控えてますけれども、今回の警備を来年のオリンピック警備にどのように活かしていくか、長官のお考えをお願いします。

答 (長官)ラグビーワールドカップは、一月半の長期間にわたり、12都道府県に及ぶ大規模な国際スポーツ大会でありましたが、警察においては、必要な交通を含めた警備諸対策を実施し、大会の安全を確保することができたのではないかと思っております。
 もっとも、これは、組織委員会や関係省庁、自治体、関係事業者が連携して円滑に大会運営等がなされ、同時に警察との連携も緊密に図られたこと、更に申し上げるまでもなく、開催地の住民の方々、観客の方々の理解と協力によるところが大きいと考えております。
 具体的には、組織委員会において、会場での手荷物検査を始め、数万人もの観客の整理・誘導を周到・円滑に実施されたほか、国土交通省において、空港保安検査を強化されたり、関係鉄道事業者等においても、増便や自主警備等の取組をされるなど、それぞれの立場で、安全で円滑な大会運営に資するための行き届いた配慮をなされたものと承知しています。
 また、台風19号の影響に伴う対応においても、相互連携の重要性を改めて認識したところです。
 今回の経験を活かし、来年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、組織委員会や関係省庁、東京都等の自治体、関係事業者との連携を密にし、広く国民の皆様の理解と協力を得ながら、大会の安全で円滑な運営に向けた準備に努めてまいりたいと存じます。