国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 令和元年11月21日(木)11:01~11:05

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。武田委員長が欠席のため、私が会見を代理いたします。警察庁から、運転適性相談の名称変更及び専用相談ダイヤルの運用開始等について報告等がございました。以上です。

問  長官にお尋ねします。全国統一の運転相談ダイヤルが今回設置されました。高齢ドライバーによる事故も、引き続き相次いでいますけれども、事故防止にどのようにつなげていくのか、お考えをお願いします。

答 (長官)警察は、これまで、運転に不安を持つ方やその家族等からの相談を運転適性相談の名称で受け付けておりましたが、高齢運転者や御家族の相談が増える中で、都道府県警察で電話番号が異なっていたこともあって、なかなか周知されない状況にありました。そこで、この度新たに「安全運転相談」というわかりやすい名称で全国統一専用ダイヤルを整備し、明日から運用を始めることとしました。
 相談に応じ、安全運転のためのアドバイス、免許証の自主返納の手続や返納後の行政の支援施策の紹介、運転シミュレーターによる能力チェックの案内等を行い、交通事故防止につなげてまいりたいと存じます。
 「♯8080」、シャープハレバレと呼んでいただいたらどうかと考えておりますが、ここに電話をかければ地元の都道府県警察の相談窓口に直接電話がつながりますので、運転に不安を覚えていらっしゃる方や高齢運転者やその御家族の方におかれましては、是非御利用いただきたいと存じます。

問  長官にお尋ねします。フランシスコローマ教皇が明後日23日から来日されます。長崎、広島、東京での日程が予定されているようですけれども、今回の来日に関しての、警備についてのお考えをお願いします。

答 (長官)ローマ教皇の外国訪問は国際的にも注目される行事ですが、今般、38年ぶりに我が国への訪問が予定されています。
 警視庁、長崎県、広島県の各警察においては、特別派遣部隊を含めて約1万人を動員し、その体制で、必要な警備諸対策を実施することとしております。
 関係機関、自治体等とも連携を図りまして、警備に万全を期してまいりたいと存じます。