国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 令和元年11月28日(木)11:20~11:25

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。武田委員長が欠席のため、私が会見を代理いたします。警察庁から、いわゆる情報通信技術利用法の改正等に伴う、国家公安委員会規則の一部を改正する規則案について説明があり、これを原案どおり決定するなどいたしました。以上です。

問  次長にお伺いします。昨日、尼崎で神戸山口組の幹部の男が銃撃される事件が発生しました。本件の受け止めと、今後の警察の取組についてお聞かせください。

答 (次長)お尋ねのとおりでございまして、昨日の夕方、尼崎市内におきまして、神戸山口組幹部の男性が銃撃されるという事件が発生しております。
 本件は、銃器を使用した大変凶悪な事件だと、従いまして、地域社会にも大きな不安を与えたと認識しているところでございます。
 警察において、既に被疑者を検挙して、銃器を押収しておりますけれども、昨日発生したばかりでございますので、引き続き、事案の全容解明に向けた捜査を推進すると、加えまして、必要な警戒を行うことを基本にいたしまして、さらに今後の事態の推移に応じまして、暴力団対策法の効果的な活用も視野に入れて、対応してまいりたいと考えております。

問  次長にお尋ねします。大阪の小学校女児が行方不明になっていた事件で、このほど栃木県内で保護され、男が逮捕されたところです。この事件についてのお考え、それから、子供がSNSを通じて犯罪被害に遭うという状況がありますけれども、この対応についてのお考えも、併せてお願いします。

答 (次長)お尋ねの事件につきましては、事案の内容、皆様御案内のとおりでございますけれども、引き続き、関係警察におきまして、事案の全容解明に向けて捜査を進めていくと、そのように承知いたしております
 さらに本件も含めまして、SNS等の利用に起因する犯罪で被害に遭う児童が後を絶たないことに関しましては、大変憂慮すべき状況が続いていると認識いたしております。
 警察といたしましても、引き続き、児童が被害者となる犯罪の取締りに努めてまいりたいと考えておりますが、何よりも大切なのは、児童が被害に遭わないように、社会全体で取組を進めていくことだと認識いたしております。
 この点につきましては、既に現在、学校、保護者の方々、あるいはSNSの事業者、携帯電話の事業者等の方々におきまして、被害防止に向けた様々な取組を進めていただいているところだと承知しておりますが、警察といたしましても、これに活かしていただけるような形で、今後とも被害の実態に関します情報の発信・提供に努めてまいりたいと考えております。