国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和2年9月25日(金)11:58~12:06

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要

問  昨日ですね、河野大臣が全省庁に対して行政手続の印鑑の廃止、これを要請したところです。これに対しての受け止めと今後の対応について、お聞かせください。

答  菅内閣において、前例主義の打破やデジタル化の推進は、全閣僚に共通して指示された重要課題であると認識しています。その中で行政改革担当大臣として河野大臣から、行政手続においてどうしても押印を残さなければならないような手続があれば9月中に届出を行い、それ以外の手続については速やかに押印を廃止するよう要請があったものと承知しております。
 私も菅内閣の一員として、政府の方針に沿って、必要な取組にはしっかりと取り組んでまいりたいと思います。

問  交通の取締りについてお尋ねいたします。先だって、免許証のデジタル化のお話が出ておりますけれども、交通取締りのデジタル化について、大臣の御所見をお願いいたします。特に、駐車監視員の民間の確認業務では、デジタル化が進んでいるのですけれども、交通違反については、デジタル化が警視庁と栃木県警ぐらいでしか進んでいないといいます。この件、進めるべきなのか、進めないべきなのか、御所見をお願いいたします。

答  お尋ねの交通取締り業務のデジタル化については、警視庁等において既に現場警察官が携帯するデータ端末による交通反則切符の作成を行っております。
 交通取締り業務のデジタル化は、交通反則切符の作成時間の短縮につながるなど、国民の負担軽減にもつながるものであり、引き続き、これを広げていくよう検討を進めていると承知をしております。

問  なかなか進まないような気がするのですけれども、どういうふうにしたら全国的に進められるものなのでしょうか。

答  私自身も、これを発信をしていかなければならないと思います。現場の困難さというのもそれぞれあろうかと思いますので、そういった現状を踏まえて、指導あるいはお願いをしていく、進めていくという雰囲気・環境を作っていくのは私の役割であり、そういったことを伝えて警察職員の皆様にも前に進めていただきたいと考えております。