国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和3年2月26日(金)9:28~9:40

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要   本日、ストーカー行為等の規制等に関する法律の一部を改正する法律案が閣議決定されました。
 この法律案は、最近におけるストーカー事案の実情等に鑑み、GPS機器の位置情報を取得する行為を規制すること等をその内容としております。
 今後は、国会において速やかに法案の審議がなされ、早期に可決・成立されることを期待しております。

問   ここ数日間、総務省や農水省で、幹部の処分が下されていることや、山田内閣広報官について、野党から辞任の声が上がっていることについての大臣の受け止めを伺います。

答  規則に則って処分をされるものと思いますが、それ以上に国民の信頼というものを失ったということを感じています。自らも引き締めるようにし、信頼が失われたということであれば、回復に努めるのは私達の使命でもあり、たやすいことではありませんが、その思いを厳しく持ちながら、私自身の仕事に努めてまいりたいということであります。

問   道路の駐車規制の件です。交通局長が度々、駐車規制の見直しの通達を出しています。一つは物流に関してですが、エッセンシャルワーカーの仕事を行っているときに規制が厳しすぎるということで、何とかしてもらえないかと。交通局長が、規制は適切に行うように、というような通達を出しています。
 過去には、オートバイでもそれを行っており、二輪車の駐車場がないというような話で、規制を見直すようにというような同じような通達を2回出しています。これを振り返りますと、附置義務による駐車場が作られていない車種について、駐車規制の方に矛先が向いて、取締りを何とか見直してもらえないかというような話になっているのですが、このような警察とドライバーの対立というものになっていて、道路交通法の信頼を失うものではないかと思います。
 大臣として、国土交通省と話し合い、駐車場の整備について対策をとる必要があるのではないかという話に持っていかなくてもよいのでしょうか。度々、交通局長が駐車規制を見直すという形で話をしているわけですが、見直しだけでは根本的な解決にならないのではないかと思うのですが、御所見をお願いできればと思います。

答  3年前に、同様の質問を受けたと思います。その時に、現実に即した対応をとってもいいのではないかという気持ちから、警察から通知を出しているということが続いていると思います。今年度まで見直し期間となっており、今年度末に、その期間が終了しますが、その後も、集中実施期間の内外を問わず、交通実態等の変化に応じ、不断の見直しを行うのではと思います。3年前に私が発信した時からの、この3年間、特にこの1年はコロナ対応の中で、様々な努力が行われたと思います。その努力の中で、例えば、業務として、オートバイ・車両等が飲食を運ぶという形態も新たに増えてきた中で、その形態そのものの認識が変わってきている場合もあるため、不断の努力、注視が必要であると思います。今後、私自身も実態を確認をしながら、対応していきたいと思います。