国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 令和3年5月20日(木)11:25~11:28

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。小此木委員長が欠席のため、私が会見を代理いたします。案件については、新型コロナウイルス感染症への対応等がございました。以上です。

問  長官にお願いします。先日、改正ストーカー規制法が成立しました。GPSの悪用を新たに規制対象にするといった内容ですが、今回の改正の意義と、改正を踏まえての今後の対応をお願いします。

答 (長官)今回のストーカー規制法の改正は、最近におけるストーカー事案の実情に鑑みて、相手方の承諾なくGPS機器を用いて位置情報を取得する行為を規制すること等をその内容としています。
 この改正により、GPS機器を用いた位置情報の取得に対して禁止命令を発出すること等が可能となり、ストーカー被害者に対する各種危害の発生をより効果的に防止できるものと認識しています。
 改正ストーカー規制法の施行に向けて、改正内容を国民に広く周知するとともに、改正ストーカー規制法を適切に運用し、被害者の安全確保を最優先として、今後とも、各種対策をしっかり推進してまいります。

問  長官にお尋ねします。愛知県知事のリコール署名の偽造事件ですが、昨日、愛知県警が活動団体の事務局長ら4人を逮捕したところです。民主主義の制度に関わる重大な事案だと思いますが、今回の事件についての受け止めをお願いします。

答 (長官)お尋ねの件につきましては、愛知県知事の解職請求に当たり解職請求者の署名を偽造した被疑者4名を、地方自治法違反により、愛知県警察が昨日逮捕したものです。
 御指摘のとおり、大変重要な事案と認識しており、引き続き、愛知県警察において、全容の解明に向けて鋭意捜査が進められるものと認識しています。