国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和3年6月8日(火)8:40~8:43

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要   本日の閣議において、「犯罪被害者白書」が決定されました。
 本年は、第1部の特集において、本年3月に閣議決定された「第4次犯罪被害者等基本計画」の策定経緯や性犯罪・性暴力、児童虐待等の被害が潜在化しやすい犯罪被害者等への支援等、同計画に盛り込まれた施策の概要を紹介するとともに、第2部において、政府が主に令和2年度中に犯罪被害者等のために講じた施策を記載しております。
 この中で、被害に遭われた方の相談先として、性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの全国共通番号として「#8891、はやくワンストップ」、都道府県警察への性犯罪被害相談についての全国共通番号「#8103、ハートさん」を紹介しています。
 多くの方々にこの白書を手に取っていただき、より一層、犯罪被害者等に対する理解と関心を深めていただくとともに、社会全体で犯罪被害者等を支える気運の醸成が図られることを期待しております。

問 ワクチンについてです。本日から、東京都では、警視庁の警察官・職員等を対象にした大規模接種が始まりますが、全国警察官のワクチン接種について、現状と課題を教えてください。

答 現在、全国的に高齢者等への優先接種が進められており、警察職員は優先接種の枠に位置付けられていないものの、自治体から余剰のワクチン接種の申し出を受けた場合については、各都道府県警において積極的に対応しているものと承知しています。
 一部の自治体において、当該自治体が設置する大規模接種会場において、警察職員に対する接種を行うことを検討するなどの動きがあるものと承知しています。こうした動きについて、各道府県警察において、不特定多数の人との接触や一定の人数による集団的な活動が避けられない警察業務の特性について自治体の理解を得つつ、緊密に連携の上、対応しているところです。
 国民の皆様の安全と安心を守る警察活動に支障が生じないように、引き続き警察庁と都道府県警が連携して職員の感染防止対策が徹底されるように指導してまいりたいと思います。