国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和4年1月7日(金)10:55~10:59

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要  昨年の交通事故による死者数は、2,636人で、前年比203人、7.2%減少し、警察庁が保有する昭和23年からの統計で、5年連続で最少を更新いたしました。
 これは、政府をはじめ、関係機関・団体や国民一人一人が交通事故の防止に向け、積極的に取り組んできた結果だと考えております。
 しかしながら、今なお多くの尊い命が交通事故で失われていることには変わりなく、子供が犠牲となる痛ましい交通事故や、飲酒運転等の悪質・危険な運転による重大な交通事故も依然として後を絶ちません。
 このような交通情勢を踏まえ、本日の閣議において、私からは、昨年策定されました第11次交通安全基本計画に基づき、各界各層と連携しながら、子供や高齢者をはじめとした歩行者の安全確保、自転車の遵法意識の向上に向けた交通安全教育等の推進 、飲酒運転等の悪質・危険な交通違反の指導取締り等の多角的な取組を効果的かつ強力に推進していくこと、及び、昨年6月に八街市で発生しました交通事故を受け決定した緊急対策に基づき、通学路等における交通安全や飲酒運転の根絶のための施策を着実に進めていくことを発言いたしました。
 交通事故のない安全で快適な交通社会を実現するため、全ての国民の皆様が交通安全に留意するとともに、より一層の交通安全の取組や安全な交通行動の実践をお願いしたいと思います。