国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 令和4年2月24日(木)11:37~11:39

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。二之湯委員長が国会対応のため欠席です。私が記者会見を代理いたします。案件については、令和3年における日・米重大犯罪防止対処協定の実施状況等がございました。以上です。

問  長官にお尋ねします。今、委員からございましたが、日・米重大犯罪防止対処協定、いわゆるPCSC協定ですが、昨年の実施状況がまとまったところです。3年目で、日本から米国への照会件数自体は増加していると聞いていますが、協定の実施状況や現状に対する受け止めについてお願いします。

答 (長官)お尋ねのございました、いわゆるPCSC協定につきましては、日米両国におきまして、査証免除制度の下で安全な国際的な渡航を一層容易にしつつ、両国民の安全を強化するため、重大犯罪を防止し、及び捜査することを目的として、相互に必要な指紋情報等を交換するための枠組みとして定められたものです。
 本協定の昨年中の運用状況につきましては、米国側からの第一次照会に対して、指紋情報の記録があるとして、1件の回答を行ったことなどを、本日、国家公安委員会に報告させていただいたところです。
 本協定は、運用が開始されて3年が経過した段階です。徐々に定着しつつあると感じており、これは米国との捜査協力の強化の観点から大変有意義なものと認識しております。
 引き続き、テロ対策をはじめとして、国際組織犯罪対策等重大な犯罪の防止 や捜査に役立つよう、本協定を適正かつ効果的に運用してまいりたいと考えております。